もぐらの活動時期は何月?農作物や芝生を守る正しい防除の基本

お庭や田畑に突然ボコボコと現れる土の山。一体もぐらの活動時期は何月なのだろう、ともぐらの生態が何月に活発化するのか気になって調べていませんか。

大切に育てた農作物の根が浮いてしまったり、美しい芝生が荒らされたりすると、今すぐもぐらの駆除は何月にすべきか、効果的なもぐらの対策は何月に行うのがベストなのかと焦ってしまいますよね。

この記事では、もぐらの生態サイクルから、被害を防ぐための最も効果的な対策スケジュールまで、プロの視点からわかりやすく解説します。

この記事を読むことで理解できる内容は以下のとおりです。

  • もぐらが冬眠せずに一年中活動し続ける理由
  • 季節ごとの移動深度と被害が発生しやすい時期
  • 捕獲器や忌避剤を使った効果的な対策の実施月
  • 鳥獣保護管理法に基づく正しい捕獲手続きの方法
目次

もぐらが増えるのは何月?生態と被害を徹底解説

もぐらは地中で生活しているため、私たちがその姿を直接目にする機会はほとんどありません。しかし、地上の「もぐら塚」や土の盛り上がりを見ることで、彼らの活発な動きを感じ取ることができます。

もぐらは一体何月に活動が活発になり、どのような被害をもたらすのでしょうか。ここではもぐらの基本的な生態サイクルと、農作物や芝生に及ぼす深刻な影響について解説します。

もぐらの生態と非冬眠性の特徴

多くの人が「もぐらは冬になると冬眠する」というイメージを持っていますが、実はこれは大きな誤解です。もぐらは年間を通じて休眠することなく、365日活動し続けています。彼らは哺乳類であり、トガリネズミ目モグラ科に属する高度に地中生活へ適応した恒温動物です。

地中の温度は地上ほど極端に低下しないため、凍結さえ免れれば、冬の間も活動を停止する必要がありません。むしろ、冬眠をしないどころか、彼らの肉体構造は「休むこと」自体を拒否する過酷な生理システムになっています。

この非冬眠性の最大の理由は、もぐらの身体構造と生理特性にあります。もぐらの体には皮下脂肪がほとんど蓄積されません。つまり、体内にエネルギーをストックしておくことができないのです。そのため、一日に自身の体重の約半分にも及ぶ大量のミミズや昆虫の幼虫などを摂取し続けなければなりません。

もし飢餓状態が12時間(個体によってはわずか数時間)継続するだけで、もぐらは簡単に餓死してしまいます。凍えるような厳しい冬であっても、彼らは生きるために休むことなく地中でエサを追い求め、トンネルを掘り続けているのです。

この極限とも言える超高速の代謝サイクルを維持するため、もぐらは常に動き、常に食べ続けなければ生命を維持できません。私たちが暖かいコタツで休んでいる冬の日も、庭の土の底ではもぐらが必死の生存競争を繰り広げているのです。

冬から春にかけるもぐらの行動パターン

一年中休まないもぐらですが、季節の移り変わりによってその行動パターンは大きく変化します。特に冬から春にかけては、彼らの生命活動において最もドラマチックな変化が起こる時期です。

この移行期を深く理解しておくことは、お庭や農地を守るための防除計画を立てる上で最も重要なステップの一つとなります。季節による土壌の物理的変化と、そこに生息する餌の動向が、もぐらの行動スケジュールを100%支配していると言っても過言ではありません。

寒さの厳しい冬の間、地表近くは温度が下がるため、エサとなるミミズたちも地中深くへと潜り込みます。もぐらもこれを追って深い場所で活動しますが、春が近づくと一気に地表近くへと上がってきます。なぜなら、春(3月〜5月頃)はもぐらにとって年に一度の主要な繁殖期にあたるからです。

この時期、雄のもぐらは交尾相手を求めて活発に動き回り、これまでの自分の縄張りを大きく飛び出して、ものすごい勢いで新しいトンネルを掘り進めます。普段は単独行動を好み、他の個体が縄張りに入れば死闘を繰り広げるもぐらですが、この恋の季節だけは本能に突き動かされ、境界を越えて移動します。

この「春の恋の季節」こそが、地上に急に新しいトンネルや土の盛り上がりが多発する最大の要因なのです。また、春先は土が冬の凍結から解けて柔らかくなるため、掘削のスピードも一段と加速します。

季節による地中での移動深度の変化

地中の温度(地温)は、季節や気候の変動に伴って変化します。もぐら自身、そしてその主食であるミミズや昆虫の幼虫は地温の変化に非常に敏感であり、季節ごとに快適な深さへと移動します。この深度の変化を把握することが、後述する防除対策において非常に重要なポイントとなります。

もぐらは闇雲に掘っているのではなく、餌の密度と地温の快適さが最もブレンドされた絶妙な深さを常に選別して巡回しています。これを無視して対策グッズを設置しても、全く効果が出ない空振りとなってしまいます。

期間(月別)主な生活深度生態イベントと行動の特徴土壌に現れる痕跡(もぐら塚など)
12月〜2月地下30cm以上の深層部寒さを避けて深い場所で安定活動。冬眠はしません。排土される土量が増え、大きく強固なもぐら塚が形成されます。
3月〜5月地下10cm〜20cmの浅層部繁殖期を迎え活動が最大に。雄が広範囲に掘削します。地表近くに急激なトンネル(浮き土)や新しい塚が出現します。
6月〜8月地下10cm〜30cm(変動あり)子の独立期。猛暑時は涼しい夜間や雨後に浅い層へ移動。夏の日中は暑さを避け深部に退避しますが、活動エリアは広いです。
9月〜11月浅層から深層への移行期秋の第2次繁殖(一部)や、冬に備えた本道トンネルの補修。作物の収穫期に重なり、作物周辺での掘削残土が目立ちます。

※上記の深度や時期は一般的な目安であり、地域やその年の気候条件によって前後する場合があります。

このように、もぐらの移動深度は一年のサイクルの中で細かく上下しています。例えば、冬の寒い時期に「庭が荒らされていないから、もぐらはどこかへ行ったのだろう」と油断していると、実は地下30cm以上の深い部分で着々と「本道(主たる交通網)」を拡張している場合があります。

そして春になり地表が温まると、一気にその本道から地上へ向かって「支道(一時的な採餌用のトンネル)」を伸ばし、一晩で庭をボコボコにしてしまうのです。季節ごとの彼らの立ち位置を理解することが、適切な深度に対策を届けるための第一歩です。

田畑の農作物への深刻な影響

もぐらは肉食性であり、大根やニンジン、サツマイモなどの植物や根菜類を直接食べることは一切ありません。農作物が齧られている被害を見かけた場合、それはもぐらではなく、もぐらが掘ったトンネルを移動ルートとして不法に利用している「野ネズミ」などの仕業です。

しかし、もぐらが植物を食べないからといって、農家にとって無害な存在であるわけでは決してありません。もぐらがもたらす直接的な土木破壊活動は、農作物の成長に致命的な損害を与えます。その掘進力は、作物の地下環境を完全に崩壊させる力を持っているのです。

もぐらが作物の根のすぐ下や周囲を掘り進むと、根と土の間に隙間ができて浮き上がってしまう「根浮き」が発生します。植物の根は、周囲の土と細毛が密着することで初めて水分や細かな栄養素を吸収できますが、もぐらが掘った巨大な空洞によって根が空気中に宙ぶらりんの状態になってしまいます。

これにより、作物の根が水や栄養分を効率よく吸収できなくなり、最悪の場合は立ち枯れてしまいます。また、土壌が掘り起こされることで大切な根そのものを直接引きちぎって傷つけ、その傷口から土壌中に潜む病原菌(フザリウム菌やピシウム菌など)が侵入しやすくなるリスクも格段に高まります。一見、地上は無事に見えても、地下では作物の息の根が止められつつあるのです。

芝生の枯死や美観を損ねる被害

ゴルフ場、庭園、家庭の庭などで特に深刻視されるのが、美しい芝生への被害です。もぐらが地表近くを掘り進むと、緑の芝生の上にボコボコと茶色い土の山(もぐら塚)が形成され、美観が著しく損なわれます。

特に美しく手入れされたベントグラスや高麗芝のグリーンにおいて、一晩で出現するもぐら塚は、管理者にとって悪夢以外の何物でもありません。さらに、もぐらの被害は単に見栄えが悪くなるという表面的なトラブルだけに留まらず、芝生の生命そのものを脅かします。

さらに、芝生が休眠期に入る秋から冬(10月〜2月頃)にかけてもぐらのトンネルが作られると、被害は特に深刻になります。成長期(春から夏)であれば、芝生は旺盛な自己再生能力を持っているため、多少根が浮いたり痛んだりしても自力で回復することができます。しかし、休眠期は芝生自身の回復力がありません

トンネルによってデリケートな根が空気中に晒され、冷たい冬の寒風に曝されることで根が完全に乾燥してしまいます。水分を絶たれ、冷気に直接さらされた根はそのまま壊死し、春先になって周囲が青々と芽吹く時期になっても、被害のあった部分だけが茶色くハゲたまま新芽が芽吹くことなく、部分的な枯死を引き起こしてしまうのです。

冬の間の地中での「サイレントな破壊」が、春になって最悪の結果として目に見える形になります。

水田の畦の決壊や漏水トラブル

稲作を行う農家にとって、水田の「畦(あぜ)」は非常に重要な設備です。水田の水を一定量に保ち、稲の生育に最適な水深をコントロールするための壁ですが、もぐらはこの畦や水利施設の法面(斜面)に好んでトンネルを掘ることがあります。

なぜなら、畦はしっかりと踏み固められているため崩れにくく、なおかつ水面より一段高いため浸水しにくいという、もぐらにとって最高に快適な「本拠地(巣床・基幹道路)」の設置場所になってしまうからです。これが農家にとっての甚大なトラブルの引き金となります。

もぐらのトンネルが水田の壁を貫通すると、そこから大切な水がどんどん漏れ出てしまう「漏水」が発生し、水管理が非常に困難になります。水田の肥料成分が混ざった水が外部に流出するだけでなく、水温を一定に保つことができなくなり、稲の生育不良を招きます。さらに恐ろしいのは、梅雨時や台風などの大雨が降った際です。

もぐらによって内部がスカスカにされた畦や法面は、構造的な強度が著しく低下しているため、大量の雨水が流れ込むことで一気に崩壊・決壊してしまうという、甚大な土木被害を誘発することがあります。一度畦が決壊すれば、その復旧には多大な重機費用と労力が必要になり、周辺の他の田畑にも甚大な二次被害を及ぼしかねません。

【注意】もぐらがもたらす被害のまとめ

  • 根浮きによる農作物の吸水・栄養摂取の阻害と立ち枯れ
  • 芝生の乾燥による部分枯死と景観の破壊
  • 水田の畦のトンネルによる漏水、雨天時の土砂崩壊や決壊

もぐら対策は何月がベスト?駆除と予防の適期

もぐらによる被害を最小限に抑え、美しく豊かな土地を守るためには、もぐらの生態を逆手に取った「最適な実施月」に対策を行うことが最も賢いアプローチです。

時期を誤ると、せっかくの対策も十分な効果を発揮できません。ここからは、具体的な駆除の手法や予防策を、カレンダーに沿って分かりやすくご紹介します。ただ闇雲に対策グッズを買い漁るのではなく、もぐらの活動リズムにピタリと照準を合わせることで、驚くほどスムーズに解決への道が開けます。

捕獲器の設置に最適な春から秋の時期

トラップ(捕獲器)を用いて物理的に駆除を行う場合、最適な時期は春先から秋口(3月〜9月頃)です。この期間はもぐらがエサを求めて地下10cm〜20cmの比較的浅い層を頻繁に往来しているため、仕掛け作業がしやすく遭遇率が極めて高くなります。

また、地表近くのトンネルが活発に作られるため、現在進行形で使われているアクティブなルートを人間が目視で特定するのも非常に容易です。もぐらの動きが最も活発になるこの時期こそ、罠の威力が最大化するベストシーズンです。

捕獲を成功させる最大のコツは、もぐらが日常的に巡回しているメインルート(本道)を特定し、そこに直接捕獲器を設置することです。もぐらのトンネルには、一度しか通らない「支道」と、一日に何度も往復する「本道」があります。

見分ける方法として、地表の浮き土を一度足で優しく踏み潰しておき、翌日までに再び掘り返されて盛り上がっている場所を探します。それが「本道」です。設置時には、人間の手についた皮脂の臭いや金属臭をもぐらが極端に嫌うため、捕獲器にあらかじめ現地の泥をしっかりと擦り付け、必ずゴム手袋を着用して作業を行ってください。

一方、冬期(12月〜2月頃)はもぐらの本道が深い位置に移行すること、さらに地上部分の土壌が凍結・硬化していることから、設置作業自体の難易度が非常に高くなります。そのため、物理的な罠での駆除を計画しているのであれば、暖かくなり始める3月から秋口にかけて集中的に実施することをおすすめします。

忌避剤の埋設深さを変える季節の調整

においや成分(ナフタリン、唐辛子エキス、ヨウ素、木酢液など)によってもぐらを敷地内から退散させる「忌避剤」の設置は、年間を通して有効な対策方法です。もぐらは視力がほとんど退化している代わりに、嗅覚と触覚(振動の感知)が非常に鋭敏に発達しています。

そのため、彼らにとって耐え難い刺激臭を地中に充満させることで、安全に敷地外へと押し出すことが可能です。ただし、効果を100%発揮させるためには季節に応じた埋設深度の調整(コントロール)が勝敗を分けます。

春から夏にかけては、もぐらが浅い層を移動しているため、地下20cm付近に忌避剤を埋設します。対して、地温が急激に低下する秋から冬にかけては、もぐらの移動高度に合わせて地下30cm〜40cmほどの深さに埋設する必要があります。もぐらの鼻先がある高さにどんぴしゃりで刺激臭のバリアを張らなければ、彼らはその上下をすり抜けて侵入してしまいます。

また、忌避剤の配置にもテクニックが必要です。敷地の真ん中にいきなり設置すると、パニックになったもぐらが逃げ道を失って暴れ回り、かえってお庭を余計にボコボコにしてしまうことがあります。そのため、必ず「敷地の中央から外側へ」向かって、逃げ道を用意しながら徐々に外周へとバリアを広げていくように配置してください。

一度の処理で持続する期間(錠剤タイプで約3ヶ月、成分解性ヨウ素フィルムで最長約3年が一般的)を逆算し、定期的に追記・補充を繰り返すことで、年間を通じて強力なバリアを維持できます。なお、具体的な持続期間や正確な使用方法は、各製品のパッケージ等に記載されていますので、そちらをご確認ください。

繁殖期前の1月に始める効果的な予防法

被害を未然に防ぐ「先手を打つ予防アプローチ」として、最も重要なタイミングは「1月」です。春になってから慌てて対策を始める人が多いですが、それではすでに敷地内にもぐらの強固なネットワーク(本道)が完成してしまっており、追い出すのが非常に困難になります。

冬の寒い時期に進入経路や境界線上に予防策を講じておくことで、春(2月〜3月頃)に本格的な活動期や繁殖期を迎えたもぐらたちの敷地内への定着を効率よくブロックできます。もぐらが新天地を求めて動き回る前に、お庭の周囲を「住みにくい環境」にしておくのです。

具体的には、もぐらが嫌う特殊なにおいを発する「水仙(スイセン)」や「彼岸花(ヒガンバナ)」などの球根を、前年秋(11月頃)からお庭の境界線沿いに密に植え付けておくと、2月〜3月の繁殖期に合わせて天然の植物化学的忌避バリアとして稼働させることができます。

これらの植物の球根には「リコリン」という有害なアルカロイド成分が含まれており、もぐらの大好物であるミミズなどの生物が寄り付かなくなると同時に、もぐら自身もこの根の持つ独特の異臭や危険な成分を嫌って避ける傾向があります。

また、秋の彼岸花の球根をあらかじめ畦道に散布しておいたり、境界に沿って深さ約50cm〜60cmの深い溝を掘り、そこに網目1.5cm以下の細かな金属メッシュや防獣用ネットを垂直に埋設するなどの物理的な土木作業も、地表が凍り切らない冬の間に完了しておくことが推奨されます。1月中にこの「見えない壁」を完成させておけば、春の被害を大幅に軽減できます。

【プロのワンポイント】もぐら対策の年間スケジュール

  • 1月: 予防対策の開始。境界線への植栽計画や障害物の設置に最適
  • 3月〜9月: 捕獲器(罠)による物理的駆除のベストシーズン
  • 通年: 忌避剤の埋設。ただし「春夏は20cm、秋冬は30cm」と深さを変える

鳥獣保護管理法に基づく捕獲の注意点

防除計画を実行に移す前に、私たちは必ず日本の法律について理解しておく必要があります。野生の生き物を自分の手で捕まえる、あるいは処分するという行為には、法律による非常に厳格なルールが存在します。実は、すべての野生のもぐら類(アズマモグラやコウベモグラなど)は「鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)」の適用範囲内にあります。

たとえ自分の所有する家庭の庭やゴルフ場の景観を守るという私的な理由であっても、行政の許可を得ずに野生のもぐらを勝手に捕獲したり、殺傷したりする行為は法律で厳しく禁止されています。違反した場合は「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」に処される場合があり、非常に重大な違法行為となってしまいます。

(出典:環境省「鳥獣保護管理法の概要」

このように、もぐらはどれほど私たちを困らせる存在であっても、法律上は保護されるべき「野生鳥獣」の一種として扱われます。そのため、個人で勝手にバネ式の罠を使って傷つけたり、水攻めにして命を奪ったりすることは許されません。

「自分の土地なのだから勝手にしても良いだろう」という自己判断は、法的リスクを伴うため極めて危険です。各自治体によってルールが異なる場合があるため、捕獲を行う前に必ず対象自治体の鳥獣担当窓口等へお問い合わせの上、正しい情報をご確認ください。

なお、正確な情報は公式サイトをご確認いただくか、お住まいの自治体へ直接ご確認ください。

有害鳥獣捕獲許可の申請が必要なケース

それでは、どのような場合であれば許可が得られ、どのような場合は例外となるのでしょうか。法律には以下のような例外規定が設けられています。

ここの境界線を正しく理解しておくことが、クリーンで合法的な防除活動を行う上で必須の知識となります。自分がどの立場に該当するのかを冷静に見極め、必要に応じた行政手続きを踏むことが重要です。

農林水産業に携わる事業者(農家など)が、自身の生産活動(田畑の作物栽培や木々の管理など)に直接的な被害を及ぼす野生ネズミやもぐらを防除する場合、例外的に特別な行政許可を事前に得ることなく、年間(12ヶ月いつでも)を通して自らの手で捕獲・防除活動を行うことが認められています(鳥獣保護管理法施行規則第十二条の例外規定)。これは生産現場における死活問題を考慮した、実務上の救済措置と言えます。

しかし、一般家庭の庭、家庭菜園、ゴルフ場などの「農林水産業に直接関わらない私的な利用目的」において捕獲を行う場合は、この例外規定が適用されません。必ず事前に対象の自治体へ「有害鳥獣捕獲許可」を申請し、許可証を取得してからでなければ捕獲作業を開始できません。

この申請手続きには、被害を示す写真や、設置する罠の仕様書、捕獲場所を示す地図などの複雑な書類提出が求められることが一般的です。法律を正しく守るためにも、最終的な判断は専門家や自治体の窓口にご相談ください。自分での手続きや、捕獲した後のもぐらの人道的な処理が精神的・技術的に難しいと感じる場合は、専門の防除業者に一連の作業や申請を代行してもらうのが、最も確実で安全な選択肢です。

もぐら対策は何月にすべきかのまとめ

「もぐら対策は何月にすべきか」という疑問に対する答えは、あなたが「どのような手段で、どのような目的を持って行うか」によって変わります。ここまでのポイントをおさらいしましょう。季節ごとのもぐらの居場所と、それに対応する最適な防除アクションを組み合わせて、最も効率の良いスケジュールを立てることが成功の最大の近道です。

もぐらは年間を通じて活動していますが、繁殖期で活発になる春に向けて、1月から予防バリアを張るのが最も効果的です。また、すでに被害が出ている場合は、3月〜9月の浅い本道を狙った捕獲器の設置がベスト。忌避剤を使用する際は、季節によって埋設する深さを「春夏は浅め(約20cm)、秋冬は深め(約30cm)」と使い分けることが、効果を持続させる秘訣です。季節によって彼らが暮らす地中の「深さ」が変わるという事実を意識するだけで、防除効果は劇的に向上します。

もぐらはお庭や農作物を脅かす厄介な存在ですが、彼らの生態サイクルを正しく理解し、適切な月に最適な対策をとることで、その被害を最小限に抑えることができます。法律をしっかりと遵守し、どうしてもご自身での駆除や申請が難しい場合は、専門の防除業者などに一度相談してみるのも良い方法です。あなたの大切な庭や畑が、もぐらの被害から守られることを心より応援しています。

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この記事を書いた人

名前(愛称): クジョー博士
本名(設定): 九条 まどか(くじょう まどか)

年齢: 永遠の39歳(※本人談)
職業: 害虫・害獣・害鳥対策の専門家/駆除研究所所長
肩書き:「退治の伝道師」

出身地:日本のどこかの山あい(虫と共に育つ)

経歴:昆虫学・動物生態学を学び、野外調査に20年以上従事
世界中の害虫・害獣の被害と対策法を研究
現在は「虫退治、はじめました。」の管理人として情報発信中

性格:知識豊富で冷静沈着
でもちょっと天然ボケな一面もあり、読者のコメントにめっちゃ喜ぶ
虫にも情がわくタイプだけど、必要な時はビシッと退治

口ぐせ:「彼らにも彼らの事情があるけど、こっちの生活も大事よね」
「退治は愛、でも徹底」

趣味:虫めがね集め

風呂上がりの虫チェック(職業病)

愛用グッズ:特注のマルチ退治ベルト(スプレー、忌避剤、ペンライト内蔵)

ペットのヤモリ「ヤモ太」

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