ゲジゲジは北海道だけ?カマドウマとの違いと対処法を徹底解説

北海道の室内でゲジゲジらしき虫を見て、「ゲジゲジは北海道だけで多いの?」「札幌で大量発生してる?」「どこから侵入した?」と不安になって検索された方は少なくありません。

しかも、いざ見つけると動きが速かったり、急に跳ねたりして、思わず身構えてしまいますよね。ですが落ち着いてください。北海道でゲジゲジと思われがちな虫は、実はゲジ(ゲジゲジ)そのものではなく、カマドウマ(便所コオロギ)だったり、近年目撃が増えたオオゲジだったりします。

見た目が似ていても、違いを押さえるだけで対処は一気にラクになります。逆に、正体が違うのに「とりあえずバルサン」「とりあえずスプレー」で進めると、効きが弱かったり、見失って寝れない夜が長引いたり、設備や住環境に無理をかけてしまうこともあります。

この記事では、ゲジゲジの駆除でよく話題に出るバルサンの注意点、凍結スプレーでの安全な処理、換気口や基礎断熱まわりの侵入ポイント、雪解け時期の動き、そして益虫と呼ばれる理由やゴキブリとの関係まで、北海道の住まい事情に合わせて整理します。見失ったせいで寝れない夜にも、落ち着いて動ける手順を用意しました。

この記事を読むことで理解できる内容は以下のとおりです。

  • ゲジとカマドウマの違いを見分けるコツ
  • 北海道の家で起きやすい侵入経路と原因
  • 凍結スプレーやバルサンの使いどころと注意点
  • 雪解け・秋口に効く再発防止のやり方
目次

ゲジゲジは北海道だけ?正体

まずは「見た虫の正体」を固めます。ここを間違えると、薬剤選びも侵入対策もズレます。北海道でよくある誤認パターン(カマドウマ)と、実際に増えつつあるゲジ類(ゲジ・オオゲジ)を分けていきます。正体がわかれば、恐怖は半分になります。対策の精度も一気に上がります。

カマドウマとの違い

北海道で「ゲジゲジだ!」と相談される中で、かなりの割合を占めるのがカマドウマです。

通称が便所コオロギと言われるように、薄暗く湿った場所に強く、床下やトイレ周りで出会いやすいタイプです。

見た目のインパクトは強いのに、名前がピンと来ないせいで「ゲジゲジ=脚が多い虫」扱いにされがちなのが、この混乱の根っこです。

ここで大事なのは、“虫の正体は、見た目だけでなく動きと出た場所で確定する”という視点です。

写真が撮れなくても、動きの特徴は記憶に残ります。ゲジは壁際を滑るように走り、カマドウマは跳ねます。

北海道の家は冬に室温が保たれやすく、床下や水回りに湿気が溜まると、カマドウマが「屋内害虫」として顔を出しやすくなります。

最短で見分けるポイントは、脚の本数と動きです。

項目ゲジ(ゲジゲジ)カマドウマ
分類ムカデの仲間(多足類)コオロギの仲間(昆虫)
脚の本数成体は30本が基本6本(後ろ脚が太く長い)
動き滑るように高速で走る突然ジャンプする
出やすい場所壁・天井・浴室まわり床下・玄関土間・トイレ周り

見分けの“追加ヒント”

表の内容に加えて、私は次の点も見ます。カマドウマは、体の中心に“丸み”があり、後脚が太く発達しています。

対してゲジは、体が細長く、脚が全体に細く長い。

さらに、ゲジは壁を縦に走れるのに対し、カマドウマは床〜低い壁面に出やすく、驚くと跳ねて姿勢を崩しがちです。

見分けがつくと、無駄な恐怖も減ります。ゲジは「走る」、カマドウマは「跳ねる」。この体感が一番わかりやすいです。

正体がカマドウマなら、重点は床下・湿気・隠れ場所の整理。ゲジなら、侵入口と餌(小虫)の管理が本丸になります。

「脚が多い=ゲジ」と思い込みがちですが、暗がりで動く虫はサイズ感も脚も誤認しやすいです。

可能なら、スマホで短い動画を撮ると同定が一気に楽になります。

便所コオロギ説を確認

「北海道だけゲジゲジが多い気がする」という感覚は、実際にはカマドウマの遭遇頻度が高いことで起きやすいです。

床下が湿りやすい家、古めの木造、物が多い収納、換気が弱い空間があると、カマドウマは定着します。

とくに北海道では、冬の寒さを避けて屋内に入り込みやすい条件が揃うため、「外で見ないのに家で見る」現象が強烈な印象として残ります。

カマドウマは、餌が潤沢でなくても意外と粘ります。

壁紙の糊、段ボールの繊維、落ちた髪の毛やフケ、微細な有機物など、家の中には“食べられるもの”が点在しているからです。

だからこそ、薬剤だけではなく、生息しやすい環境を崩すことが再発防止になります。

チェックしやすいサイン

  • 夜にトイレへ行くと、床の角から跳ねて出る
  • 玄関や勝手口のたたき周辺で見かける
  • 床下点検口の近くで出る

発生しやすい家の“あるある”

私が相談を受けて「ここが怪しい」と感じるのは、次の条件です。

床下に土や湿った断熱材がある、水回りの配管周りが未封鎖、物置や納戸に段ボールが多い、換気が弱く結露が出る、玄関たたきの隅に砂や落ち葉が溜まる。これらは全部、カマドウマにとって“洞窟の代わり”になります。

便所コオロギ(カマドウマ)対策の優先順位

  • 湿気:結露・水漏れ・床下の湿りを潰す
  • 隠れ場所:段ボール・積みっぱなしの物を減らす
  • 侵入口:配管の貫通部や隙間を埋める
  • 捕獲:壁際に粘着シートで通り道を押さえる

カマドウマは飛びません。突然跳ねてくるので「攻撃された」と感じやすいのですが、基本は驚いて逃げているだけです。

オオゲジは北海道に来た?

「見たことがないほど大きい」「脚がやたら長い」という場合、オオゲジの可能性が上がります。

北海道では昔から当たり前というより、物流や都市部の暖かさなどの条件が重なると、目撃が増えることがあります。

ここで注意したいのは、“増えた=北海道だけの虫になった”ではない点です。

外から入り込む要素が増えただけで、家の条件次第ではどの地域でも起き得ます。

オオゲジの厄介さは、見た目のインパクトとスピードです。

脚が長い分、実際の体長以上に大きく見えますし、壁に沿って走られると心理的に追い詰められやすいです。

ですが、対策の基本はゲジと同じで、侵入経路と餌(小虫)を断つことです。

むしろ、見た目に反して“家の中で繁殖している”ケースは多くありません。

家の中で子どもが増えているなら、先に餌側(小虫・ワラジムシ・チャタテムシ類など)の環境が整っているはずです。

注意:サイズ感だけで断定はできません。脚が長い個体は実寸以上に大きく見えます。正確な同定は、自治体の害虫相談窓口や、駆除業者など専門家への相談が確実です。

“巨大に見える”ときの落ち着き方

おすすめするのは、まず照明をつけて視界を確保し、逃げ道(家具の裏・巾木の隙間・排水管周り)を先に意識することです。

追い回すと、相手は隙間に潜って見失いやすくなります。

見失うと寝れない原因になるので、「動ける範囲を狭めてから対処」が鉄則です。

私は「見た目のインパクト」と「出た場所」をセットで判断します。

屋外の落ち葉・石の下・基礎周りで出て、室内では壁際を走るならゲジ類の線が濃くなります。

ヤスデ・ムカデとの違い

多足類の中でも、ヤスデとムカデはよく混同されます。

特に雨の日や雪解けの時期に壁を登る集団は、ヤスデの可能性があります。

一方で、ムカデはより強い顎を持ち、咬まれたときのリスクも上がります。

「ゲジゲジ 北海道だけ」で検索する方の中にも、実はヤスデをゲジと思い込んでいるケースが少なくありません。

見た目だけなら、ヤスデは“つやっぽい円筒形”になりやすく、動きもゆっくりです。

集団で出ると気持ち悪さは強いですが、個体ごとのスピードは控えめ。ムカデは体が扁平で、脚の力が強く、動きに“力感”があります。

ゲジはその中間というより別系統で、脚の長さと走り方が特徴です。

ざっくり見分け

  • ゲジ:脚が長く、速い。壁際を走る
  • ヤスデ:丸っこい体で遅め。集団で壁に出やすい
  • ムカデ:扁平で力強い。咬むリスクがある

対策も“相手別”に変えるのが最短です。

  • ヤスデ:家の外周(落ち葉・腐葉土・湿った隙間)の管理が中心
  • ムカデ:侵入封鎖+屋外の餌昆虫を減らす+寝室の安全設計
  • ゲジ:侵入口と餌(小虫)の管理、室内の湿気コントロール

健康面の不安がある場合は、自己判断で放置せず、自治体の案内や医療機関・専門家の指示を優先してください。

薬剤の使用も、最終的には各製品の公式説明を確認したうえで行うのが安全です。

特にムカデが疑わしい場合は、咬傷時の対応を含めて、最終判断は専門家に相談するのが安心です。

札幌で大量発生する時期

札幌を含む北海道で相談が増えやすいのは、雪解け(春先)と気温が下がり始める秋口です。

雪解けは「地面が水っぽくなる→虫が高い場所へ逃げる」という流れが起きやすく、秋口は「越冬場所を探す→家へ近づく」という流れが起きます。

ここが、体感として「北海道だけ多い」に繋がりやすいポイントです。

また、札幌のように建物が密集する地域では、建物の基礎周りや排熱の影響で、冬でも局所的に温度が保たれる場所が生まれます。

すると外の虫が集まりやすく、春秋のタイミングで侵入圧(家に近づく圧力)が上がります。

つまり、「突然増えた」のではなく、季節のスイッチで“見える場所へ移動した”だけのことも多いのです。

春と秋は“侵入対策の当てどき”です。見かけてから慌てるより、季節の節目に先回りしたほうが再発が減ります。

時期起きやすいことやるべき対策
3〜4月(雪解け)地面が湿って“上へ避難”基礎周りの整理、隙間の点検、粘着シート
7〜8月湿気で活動が上がる除湿、換気口フィルター点検、網戸確認
9〜10月(冷え始め)越冬場所探しで屋内へ侵入口封鎖、外周の片付け、バリア処理検討
11〜2月屋内に残った個体が出る凍結スプレー等で個別対処、再発ポイントの再点検

「大量発生」に見えるときほど、実は同じ導線(壁際・巾木・配管まわり)を何度も見ているケースがあります。導線を潰すと、体感のストレスが一気に下がります。

ゲジゲジは北海道だけ?駆除策

ここからは「いま出た1匹への対処」と「次から入れない仕組み作り」をセットで進めます。北海道の高気密・高断熱や換気設備は快適な反面、虫にとっても居心地が良くなる場面があります。

対策は“塞ぐ・乾かす・減らす”の順で組み立てるのがコツです。逆に言うと、薬剤だけで勝負しようとすると遠回りになります。

ゲジゲジはどこから侵入

ゲジゲジの侵入は、玄関や窓だけではありません。

私は現場で、換気系・配管まわり・基礎の取り合いの3点を最優先で見ます。

特に「新築でも出る」と感じるケースは、建材の隙間や配管の貫通部など、いわゆる“穴”が残っていることが多いです。

ここは「施工不良」と断じるより、家の構造上どうしても生まれる“すき間”がある、と理解すると対策が前向きになります。

侵入を許す代表例は、キッチン・洗面の排水管が床を貫通している部分、エアコン配管の貫通部、給湯器や外部配管の取り合い、基礎の配管導入部、そして玄関ドアやサッシの下端です。

ゲジ(ゲジゲジ)は体が薄めなので、意外なほど狭い隙間を通ります。

カマドウマも同様で、わずかな段差の裏が“隠れ家”になります。

侵入チェックは「暗い・湿い・隙間」の三拍子から潰します。

  • 暗い:家具の裏、床下点検口周り、物置
  • 湿い:浴室、洗面台下、結露が出る北側
  • 隙間:配管貫通部、巾木の隙間、換気口周り

侵入経路の総点検を深掘りしたい方は、同サイト内の解説も参考になります。

封鎖に使う材料は“適材適所”

隙間埋めは万能に見えて、材料選びを間違えると逆効果です。

配管周りは配管用パテや不燃性の部材、屋外は耐候性のあるコーキング材、可動部(ドア下など)はブラシ付きのすき間テープなどが向きます。

火気・熱源の近くは特に慎重に、最終的な判断は施工会社や専門家に相談してください。

換気口フィルターが原因

換気口は、空気を入れ替えるために外とつながっています。

つまり、条件が揃うと虫の入口にもなります。フィルターが付いていない、劣化している、取り付けが甘い、これだけでリスクは上がります。

北海道の家は高気密になりやすい分、換気設備が“家の呼吸”を担っています。

だからこそ、換気口を止めるのではなく、換気を活かしたまま侵入だけ止めるのが正解です。

なお、住宅等の換気設備の考え方や、建築基準法上の換気に関する情報提供は公的にも整理されています。

換気の運用は健康面にも関係するため、自己判断で極端に止めるのではなく、まずは設備の仕様を把握し、必要なら専門家に相談してください。(出典:国土交通省『住宅等における換気等に関する情報提供について』)

換気口対策は、通気を殺さずに虫だけ止めるのが正解です。

  • 防虫フィルターの有無を確認
  • 破れ・隙間・外れを点検
  • 汚れで目詰まりする前に清掃・交換

点検の順番

私がよくやる順番は「外側→内側→周辺」です。外側のフードや網が破れていないか、内側のフィルターが装着されているか、そして換気口周辺の壁紙の浮きや結露跡がないかです。

結露跡があるなら湿気が溜まりやすく、虫だけでなくカビの面でも改善ポイントになります。

換気の扱いは住環境で最適解が変わります。換気扇の運用や侵入リスクの考え方は、同サイト内の整理も役立ちます。

基礎断熱の床下が温室

北海道の家で増えた相談のひとつが、基礎断熱や床下が“暖かい空間”になっているケースです。

虫は寒さが苦手なので、暖かく湿りが残る床下は、結果として居場所になります。

ここは北海道の住宅性能が高いことの裏返しで、家が快適であるほど、条件次第では虫にとっても快適になってしまいます。

床下の環境は、見えないからこそ放置されがちです。

ですが、ゲジやカマドウマが出る家では、床下に「湿気」「隠れ場所」「餌(小虫や有機物)」が揃っていることが多いです。

とくに段ボールや木材片、施工時の端材が残っていると、虫の居場所にも餌にもなります。

床下でやるべき優先順位

  • 湿気を減らす:換気・除湿・水漏れ点検
  • 餌を減らす:落ち葉・段ボール・木材片などの整理
  • 侵入口を塞ぐ:配管貫通部や基礎の隙間をパテ等で封鎖

床下を“虫のホテル”にしないコツ

  • 点検口の周りに物を置かず、すぐ確認できる状態にする
  • 水回りの下(洗面・台所)の床材が湿っていないか触って確認する
  • 床下収納の結露やカビ臭が出ていないか嗅覚でチェックする

床下作業は転倒・粉じん・カビの吸入などリスクがあります。無理をせず、必要なら施工会社や専門業者に相談してください。

雪解けで屋内に避難

雪解けの時期は、地面が一時的に水を含みやすく、虫が“高い場所へ逃げる”動きが出ます。

基礎沿い、玄関周り、物置、勝手口などで目撃が増えるのはこの流れが一因です。

特に北海道の春は、日中に溶けて夜に凍る日もあり、地面の環境が不安定になります。

虫からすれば「落ち着けない」ので、安定した場所=家の基礎周辺へ寄ってきます。

ここで重要なのは、雪解け時期の侵入は「虫が増えた」というより、虫が“移動して目につく場所に出た”という側面が強いことです。

つまり、慌てて屋内だけを薬剤で叩くより、外周の環境改善と侵入口封鎖をセットでやるほうが効きます。

雪解け期は、外周の落ち葉や廃材を片付けるだけでも侵入圧が下がります。

家の壁に接して薪や物を置いている場合は、少し離すだけで変わります。

雪解け期に効く“外周ルール”

おすすめは、家の壁から50cm〜1mの範囲を“すっきりゾーン”にすることです。

落ち葉・木片・古い植木鉢・すのこ・古タイヤなど、湿気が溜まる物を壁際に置かない。これだけで、虫の待機場所が減って、屋内への突入が減ります。

薬剤を使うなら、その前に環境を整えると効きが安定します。

益虫でもゴキブリが鍵

ゲジゲジが益虫と言われるのは、ゴキブリや小昆虫を捕食する側面があるからです。

ただし、私はここを“安心材料”としてだけ扱いません。

ゲジがいるということは、餌になる虫がいるサインになり得るからです。

つまり、ゲジを1匹だけ退治しても、餌が残っている限り、別の捕食者が来るか、あるいは餌側(小虫)が増えるリスクが残ります。

北海道では「ゴキブリがいない」という話が残っている一方で、都市部や建物内での目撃はゼロではありません。

飲食店のビルや、暖房が効いた建物、物が多い収納、段ボールが溜まりやすい環境は、どうしても虫の温床になりやすいです。

ゲジが出たときは、ゴキブリだけに限らず、チャタテムシ、シミ、ワラジムシ、クモ、コバエ類など“餌候補”を減らす視点が大事です。

ゲジが出た家で、同時に見直すポイント

  • 段ボール:溜めない、床に直置きしない
  • 水回り:排水口のヌメリ、床の湿り、結露
  • 収納:押し入れ・物置の通気、詰め込み過ぎを減らす
  • 外周:落ち葉、腐葉土、壁際の物置きを減らす

最終的な判断材料は地域や建物条件で変わります。

正確な情報は公式サイトや自治体の案内を確認し、必要なら専門家へ相談してください。

特に集合住宅は管理規約や設備の制約もあるため、無理のない手順で進めるのが安全です。

駆除は凍結スプレーが楽

目の前の1匹をどうするか。結論から言うと、苦手な方ほど凍結スプレーが扱いやすいです。

薬剤臭が少なく、狙って止めやすいので、取り逃しを減らせます。

ゲジは動きが速く、通常のエアゾールだと、当てても走り回って見失うことがあります。

その点、凍結は「動きを止める」目的に特化しているので、心理的にも楽です。

ただし、凍結スプレーも万能ではありません。

床材によっては白化することがありますし、近距離で長時間噴射すると素材を傷めることがあります。

だからこそ、使い方の“型”を持っておくと失敗が減ります。

私のおすすめ手順

  1. 逃げ道になりそうな隙間をティッシュ等で軽く塞ぐ
  2. 凍結スプレーで動きを止める
  3. 厚紙やトングで回収し、密閉して廃棄する

捕獲率を上げる小技

私は、虫の進行方向に“壁”を作る意識で動きます。

例えば、雑誌や厚紙を一枚持って、ゲジが走りそうな方向へ先回りして置く。これだけで行動範囲が狭まり、噴射の成功率が上がります。

逆に、追いかけて背中から噴射しようとすると、壁際の隙間へ逃げられやすいです。

注意:製品ごとに使用方法や安全上の注意が異なります。必ず製品の公式説明を確認し、換気や火気などの条件を守ってください。ペットや小さなお子さんがいる場合は、自己判断せず専門家に相談するのが安全です。

バルサンは高気密で注意

くん煙剤(いわゆるバルサン等)は、条件が合えば頼りになりますが、高気密住宅ほど注意点も増えます。

火災報知器、換気設備、食品、精密機器、ペット、そして集合住宅の管理規約など、確認すべき項目が多いからです。

さらに、ゲジやカマドウマのように「導線(通り道)」がはっきりしている虫は、くん煙だけで完全解決しないこともあります。

くん煙剤は、部屋全体に成分が広がる点がメリットですが、同時に“家全体へ影響する”ことがデメリットにもなります。

だからこそ、私は「いきなり焚く」のではなく、侵入口封鎖と環境改善を先にやって、最後の一手として検討する流れをおすすめします。

くん煙剤は「最後の一手」として考えると失敗しにくいです。

まずは侵入口の封鎖と湿気対策で、家そのものを“住みにくい環境”へ寄せていきましょう。

使う前に確認したいチェックリスト

  • 火災報知器の扱い(カバー可否・誤作動リスク)
  • 換気設備(停止手順・復旧手順・換気のタイミング)
  • 食品・食器・寝具などの養生
  • ペット・観葉植物・水槽などへの影響
  • 集合住宅の規約・近隣への配慮

くん煙剤の扱いを含む侵入対策は、同サイト内でも注意点を整理しています。

見失ったら寝れない対処

ゲジゲジを見失った瞬間、焦りが一番の敵になります。

私は「今夜の安全」と「再発防止」を分けて考えます。

今夜は捕まえきれなくても、条件を整えれば遭遇確率は下げられます。

逆に、寝る直前に追い回して隙間へ押し込むと、見えない場所で落ち着かれてしまい、こちらが寝れない流れになります。

ここでの狙いは「見つける」ではなく「出てくる導線を作る」です。

ゲジもカマドウマも、壁際や物陰を通る習性が強いので、そこへ罠(粘着)を置いて待つほうが成功率が上がります。

今夜の応急セット

  • 部屋を明るくして壁際を中心に探す
  • 粘着シートを壁沿いに置く(通り道を作る)
  • 布団周りの床を片付け、隠れ場所を減らす
  • 浴室や洗面の湿気を切り、換気する

寝室の“安心設計”

寝る場所が一番不安になるので、寝室だけでも優先的に安全度を上げます。

床に物を置かず、壁際に粘着シート、ベッドや布団の周りはすっきり。可能なら、ドア下の隙間を軽く塞ぐ(ただし換気の妨げにならない範囲で)。これで精神的な負担が軽くなります。

怖さが強いときほど、対策は“シンプルな固定動線”にしたほうが効きます。

精神的にきつい場合は、無理に追い回さず「導線を作って捕まえる」方が安全です。

叩くほど逃げ込み、結果として寝れない夜が長引きます。

ゲジゲジは北海道だけ?対策まとめ

ゲジゲジは北海道だけの虫、というより、北海道の住まい環境で「目立ちやすい条件」が揃うことで相談が増えます。

正体がカマドウマ(便所コオロギ)だったり、雪解けや秋口に侵入圧が上がったり、換気口や基礎断熱の床下がポイントになったりするのが、北海道での“あるある”です。

つまり、怖いのは「虫そのもの」より、正体不明と対処の迷いです。ここが解ければ、落ち着いてコントロールできます。

最短ルートはこの3つです。

  • 見分ける:ゲジかカマドウマか、ヤスデ・ムカデか
  • 今夜をしのぐ:凍結スプレーや粘着で捕獲率を上げる
  • 入れない:換気口・配管・基礎周りを塞ぎ、湿気と餌を減らす

最後に:安全と確実性を優先してください

薬剤の効果や安全性、住まいの設備条件はケースで変わります。

正確な情報は各製品の公式サイトや自治体の案内を確認し、判断に迷う場合は害虫駆除の専門家や施工会社に相談してください。

特に換気設備や床下作業は、住環境や健康に関わるため慎重に。焦らず順番を決めれば、ゲジゲジ対策は十分コントロールできます。

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この記事を書いた人

名前(愛称): クジョー博士
本名(設定): 九条 まどか(くじょう まどか)

年齢: 永遠の39歳(※本人談)
職業: 害虫・害獣・害鳥対策の専門家/駆除研究所所長
肩書き:「退治の伝道師」

出身地:日本のどこかの山あい(虫と共に育つ)

経歴:昆虫学・動物生態学を学び、野外調査に20年以上従事
世界中の害虫・害獣の被害と対策法を研究
現在は「虫退治、はじめました。」の管理人として情報発信中

性格:知識豊富で冷静沈着
でもちょっと天然ボケな一面もあり、読者のコメントにめっちゃ喜ぶ
虫にも情がわくタイプだけど、必要な時はビシッと退治

口ぐせ:「彼らにも彼らの事情があるけど、こっちの生活も大事よね」
「退治は愛、でも徹底」

趣味:虫めがね集め

風呂上がりの虫チェック(職業病)

愛用グッズ:特注のマルチ退治ベルト(スプレー、忌避剤、ペンライト内蔵)

ペットのヤモリ「ヤモ太」

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