一軒家で2階にゴキブリ新築でも出る理由と入れない方法まとめ

一軒家で2階にゴキブリが出ると、「どこから入ったの?」「2階なのになぜ?」と頭が真っ白になりますよね。寝室でゴキブリに遭遇した日なんて、もう落ち着いて眠れない……その気持ち、よく分かります。

でも結論から言うと、2階でも侵入経路は意外とハッキリしています。代表格はエアコンまわり(ドレンホースや配管の隙間)です。さらに、ベランダ・窓・網戸の隙間、換気の給気口、排水口のトラップ切れなど、2階ならではの「入り口」がいくつもあります。

新築でもゴキブリが出るケースは珍しくありません。家が新しいほど隙間がゼロ、とは限らないからです。この記事では、原因の切り分けから、侵入経路をふさぐ具体策、ブラックキャップの置き方まで、一軒家の2階対策を現実的にまとめます。

この記事を読むことで理解できる内容は以下のとおりです。

  • 2階に出る主な侵入経路の見つけ方
  • エアコン(ドレンホース・配管)の封鎖手順
  • 換気・排水口・網戸など盲点の対策
  • ベイト剤を中心に再発を止める運用
目次

一軒家で2階にゴキブリの原因

2階で見かけると「家の中で繁殖してるのでは…」と不安になりますが、原因は大きく2つです。外から2階へ直接侵入するパターンと、家の構造の中(壁内・配管)を通って上がってくるパターン。ここを切り分けると、対策が一気にラクになります。

私の結論はシンプルで、“侵入経路を疑って、狙い撃ちで塞ぐ”が最短ルートです。2階に出たからといって、必ずしも家の中が巣になっているとは限りません。逆に「1階は平気なのに2階だけ」というケースほど、2階特有の穴(エアコン・ベランダ・給気口)をつぶすと、すっと静かになります。

2階ゴキブリどこから侵入

まず最初にやるべきは、「侵入」なのか「定着」なのかの見立てです。単発で迷い込んだ可能性もありますし、複数回目撃するならルートが固定化している可能性が高いです。ここを外すと、いくら薬剤を使っても“その場しのぎ”になりやすいので、落ち着いて状況を整理しましょう。

私は現場で、次の3つの情報を必ず聞きます。①いつ出たか(時間帯)②どこで出たか(部屋・位置)③どんな個体か(大きさ・色)。この3点だけで、侵入経路の当たりがかなり絞れます。たとえば夜間にベランダ側の窓付近で目撃が多いなら、外部からの侵入が濃厚。反対に、洗面所やトイレの床付近、収納の奥で出るなら配管・壁内・トラップまわりが怪しくなります。

切り分けの目安

  • 同じ部屋・同じ時間帯に出る → 侵入経路が近い可能性
  • 小さい個体(幼虫)が混ざる → 室内か近場に定着の疑い
  • 雨の日や風の強い日に増える → 外部侵入(窓・換気・配管)の疑い

「どこから」を詰めるときは、2階の中でもエアコンがある部屋/ベランダに面した部屋/水回り(2階トイレや洗面)を優先して見ます。ここは外とつながる要素が多く、ゴキブリの通り道になりやすいからです。特に“エアコン+ベランダ”が同じ面にある家は、侵入の導線ができやすいので要注意です。

状況別:最初に疑う場所を決める

闇雲に家中を塞ぐのは、時間もお金もかかります。だから私は、状況別に「最初の一手」を決めます。下の表は、読者の方が自分で当たりを付けられるように、典型パターンをまとめたものです。

症状→疑う侵入口→最初の一手

よくある状況疑う侵入経路最初の一手
ベランダ側の窓付近で見たベランダ窓網戸の隙間モヘア・レール清掃と隙間点検
エアコンの近くで見た侵入経路はエアコン周り配管パテの割れ確認と補修
雨の翌日に増えた換気口・給気口、配管まわり給気口フィルターと周辺の隙間封鎖
2階トイレ・洗面で見た排水口トラップ切れ注意封水の確認と定期的な通水

この段階でやるべきことは、「原因の断定」ではなく「疑う順番」を決めることです。ゴキブリ対策は、“疑う→点検→塞ぐ→モニタリング”の繰り返しで精度が上がります。粘着トラップを数枚置いて、どの場所で捕れるかを見るのも立派な調査です。捕獲場所が偏るなら、そこが経路の近くである可能性が上がります。

侵入経路はエアコン周り

一軒家で2階にゴキブリが出る相談で、私はまずエアコンを疑います。2階のエアコンは、外壁と室内をつなぐ「穴」が確実に存在するからです。具体的には、配管を通す貫通部(スリーブ穴)と、排水用のホース(ドレンホース)です。ここが“2階でも侵入される”最大の理由で、逆に言えば、ここを正しく塞ぐだけで体感がガラッと変わるケースが多いです。

配管まわりのパテが劣化していると、ほんのわずかな隙間でも侵入口になります。ゴキブリは大きい個体だけが問題ではありません。幼虫や小型種なら、信じられない隙間を抜けます。さらに厄介なのが、壁の中に空間がある家です。壁内を通って、エアコン背面から「ひょっこり」出てくることがあります。これは“魔法”ではなく、壁内(ウォールボイド)や配線・配管の通り道が、虫にとっての通路になっているだけです。

エアコン近くで目撃が多いなら、まずは室内機の背面配管が壁を抜けている箇所をチェックしてみてください。懐中電灯で照らすと、隙間やパテの割れが見つけやすいです。

チェック手順:見るべきポイントを固定する

点検は、だいたい次の順で見ると迷いません。①室内機の背面(壁との取り合い)、②配管カバーの根元、③室外側の配管が壁に入る部分、④ベランダ側なら室外機の裏と床の排水。ポイントは「壁に入るところ」と「外に出るところ」をセットで見ることです。室内だけ見ても、外側がガバガバなら意味がありません。

封鎖の考え方:パテは“非硬化”が扱いやすい

配管パテは、硬くなるタイプより、扱いやすい非硬化タイプの方が補修しやすい傾向があります。もちろん製品ごとに特徴があるので、購入前に用途を確認してください。いずれにせよ、目的は「隙間を埋めて通路を断つ」こと。見た目のキレイさより、穴をゼロに近づけることが優先です。

注意

配管の奥に押し込む、電装部に触る、室内機を無理に動かすと、故障や水漏れの原因になります。作業に自信がない場合は、メーカーの案内や専門業者の点検を検討してください。

関連トピックとして、網戸と侵入の関係も重要です。窓まわりの考え方は、下の記事が参考になります。

網戸を右側でゴキブリ対策|正しい配置と侵入防止のポイント

ドレンホースから入る理由

ドレンホースは、エアコン運転時に出た結露水を外へ流すためのホースです。中は暗く、湿り気が残りやすく、ゴキブリが嫌う要素が少ない。だから、入口が開いていれば「通路」として使われやすいんです。ここは実感としても強くて、「2階に出るんです」という家の多くで、ドレンの先端が無防備だったり、床にべったり接していたりします。

ゴキブリ目線で考えると分かりやすいです。外にあるものの、ホース内は雨風が直接当たりにくい狭くて暗い水分がある。そして奥には室内機という“さらに快適な空間”が待っています。特に梅雨〜夏は結露水が増えやすく、ホース内が乾きにくいので、侵入の魅力が上がります。

注意

ホース先端にネットを巻く方法は手軽ですが、目詰まりすると排水不良(室内機の水漏れ)につながることがあります。詰まりにくい専用品を選び、定期的に点検してください。

対策は「入口対策」と「運用対策」のセット

対策はシンプルで、先端に防虫キャップを付ける、ホース先端が地面や床面にべったり接しないようにする、たるみを減らして水がスムーズに流れる状態を作る。この3点が基本です。ここに加えて、私はもう1つ、運用のコツを入れます。それが「季節のはじめに点検する」です。冷房を使い始めるタイミングで、キャップのズレ、破れ、目詰まりを確認すると、トラブルが減ります。

防虫キャップは万能ではありません。ホースがひび割れていたり、途中で外れていたりすると意味がなくなります。できればホース全体の状態も目視してください。ベランダの室外機裏にホースが隠れていると見落としがちなので、スマホのライトで照らしながら確認すると見つけやすいです。

薬剤よりも先に、まずは「穴を塞ぐ」が勝ち筋になります。ここが徹底できると、ベイト剤の効きも上がります。なぜなら、侵入個体が減れば、家の中で“ベイトに当たる個体”が増えて、結果として落ち着くからです。

ベランダ窓網戸の隙間

2階のベランダは、ゴキブリにとって「足場」になりやすい場所です。プランターの裏、室外機の陰、排水溝の湿り気。こういう環境は待機ポイントになります。そこから窓や網戸の隙間を狙って侵入する流れがよくあります。特に夜間、室内の光や生活臭に引かれてベランダへ寄ると、あとは“入れる穴”を探すだけです。

網戸を閉めているのに入ってくる場合は、網の破れよりも網戸とサッシの合わせ目が盲点です。建付けやモヘアの摩耗で、ゴキブリが通れる隙間ができていることがあります。網戸は「閉めれば安心」ではなく、「隙間がない状態で使う」が本質です。実際、網戸の使い方(左右どちらに寄せるか)で隙間が出る窓もあります。ここを知らないと、毎晩“入口を開けて寝ている”のと同じ状態になってしまいます。

ベランダ側の即効チェック

  • サッシ下のレールにゴミが溜まっていないか
  • 網戸のモヘアが潰れてスカスカになっていないか
  • 夜間に室内の光が漏れて虫が寄りやすくなっていないか

レール清掃は「侵入防止」と「発見率アップ」に効く

サッシレールの清掃は地味ですが、効果が大きいです。ゴミや砂が溜まると、窓の気密が落ちたり、モヘアが摩耗しやすくなったりして、隙間が増えます。それに、清掃しておくとフンや死骸、抜け殻などの“サイン”が見つけやすくなります。サインが見えると、対策の優先順位が決めやすい。私はこれを「勝ち筋の見える化」と呼んでいます。

注意

高所作業が必要な補修は、落下やケガのリスクがあります。自分で無理をしないこと。最終的な判断は専門家にご相談ください。

ベランダは“置き方”でも変わります。段ボール、古新聞、使っていない植木鉢など、暗くて湿気が溜まりやすいものは置かない。プランターは直置きより、スタンドで浮かせる。室外機の裏は、年に数回でいいので掃除できるようにする。こういう運用が、侵入の前段階(ベランダでの待機)を減らします。

新築でもゴキブリが出る

新築でもゴキブリが出るのは、「家が新しい=侵入経路ゼロ」ではないからです。入居後にエアコンや通信配線の穴を開けるケースもありますし、換気口・給気口など、家の仕様として外とつながる部分は必ずあります。さらに言えば、新築ほど“家の外周部が整っていない”時期があり、外構工事が途中だったり、周辺の資材が置かれていたりして、虫の隠れ場が増えることもあります。

もう1つ、新築で多いのが「持ち込み」です。引っ越し荷物の段ボールは持ち込みリスクになりがちです。卵や小さい個体が紛れ込むと、家の清潔さとは関係なくスタートしてしまいます。段ボールは構造的に、細い隙間(波状の断面)が多く、虫が隠れやすい。さらに、湿気がこもると居心地がよくなります。ここを甘く見ると、せっかく気密性の高い家でも、室内に“発生源”を持ち込むことになります。

新築特有のパラドックス:天敵がいない

新築はきれいですが、同時に“生態系がまだできていない”とも言えます。古い家だと、蜘蛛などの捕食者が住み着いている場合がありますが、新築はそれが少ないこともあります。これは断定ではなく一般論ですが、侵入した個体にとっては“邪魔が少ない”環境になりやすい。だからこそ、新築の早期は、侵入口封鎖と運用ルールづくりが効きます。

段ボール由来のリスクと処理のコツは、下の記事が参考になります。

段ボールにゴキブリがいる確率と卵の危険性を防ぐ方法

新築・築浅は「まだ生活のクセが固まっていない」時期でもあります。だからこそ、最初に侵入口の封鎖運用ルール(段ボールは溜めない等)を決めると、後がラクです。最初に決めたルールは、そのまま“再発防止の仕組み”になります。

一軒家で2階にゴキブリが出た時の対策

対策は「見つけた個体を倒す」だけだと、再発しやすいです。私のおすすめは、(1)侵入経路の封鎖、(2)家の中にいる可能性へのベイト剤運用、(3)水回り・換気・ベランダの環境管理。この3本柱で「入り口と居場所」を同時に潰します。

コツは“順番”です。最初から強い薬剤に頼ると、見える個体は減っても、侵入口が開いたままなので元に戻りやすい。まず塞いで、次にベイト剤で残存個体を落とし、最後に環境管理で戻りにくくする。この順番が、家の負担も少なく、再発にも強いです。

寝室でゴキブリ遭遇の対処

寝室でゴキブリに遭遇したら、まず安全に処理して、落ち着いてから再発防止に移りましょう。パニック状態で追い回すと、家具の裏へ逃げられて見失いがちです。寝室は心理的ダメージが大きい場所なので、私は「今夜安心して眠る」ための手順と、「明日から再発を止める」ための手順を分けて考えます。

その場の処理は安全優先

スプレーを使う場合は、吸い込みやすい環境(狭い部屋・換気が弱い部屋)では特に注意してください。小さなお子さんやペットがいる場合は、薬剤の成分や使用上の注意を必ず確認し、製品ラベルの用法・用量を守りましょう。噴霧後は、必要に応じて換気し、皮膚に触れやすい床や寝具周辺は拭き取りも検討してください。

注意

殺虫スプレーの多用は、吸入リスクや素材への影響(床・壁紙のシミなど)もあります。体調に不安がある方や、乳幼児・ペットがいるご家庭は特に慎重に。最終的な判断は専門家にご相談ください。

「寝室に出た」=侵入口が近い

寝室で出たときは、原因が寝室内にあることも多いです。具体的にはエアコン、窓、ベランダ側サッシ、クローゼット周辺。寝室は食べ物が少ない一方で、暗さ・温度・人の匂いがそろうと寄りやすい条件になります。人が寝ている部屋は、呼気・汗・皮脂の匂いがあり、さらに冬は暖房や家電の排熱で温度が安定しやすい。ゴキブリが活動しやすい条件が揃うことがあります。

寝室での再発を止める最短ルート

  • エアコンのドレンホース先端に防虫キャップ
  • サッシレールを清掃し、隙間を点検
  • ベイト剤は寝室に直置きせず、経路側(廊下・洗面)に配置

今夜の安心を作る「一時封鎖」

今夜どうしても落ち着かないときは、寝室の“入口になりそうな場所”を一時的に減らすのも手です。たとえばベランダ側の窓をしっかり閉め、カーテンで光漏れを減らす、床に物を置かず壁際の動線をシンプルにする、クローゼットや収納の扉を閉じる。これだけでも“隠れ場所”が減って、精神的にラクになります。ただし、根本解決は侵入口封鎖なので、翌日以降に必ず点検へ移りましょう。

24時間換気の給気口対策

24時間換気は、止めればゴキブリが入らない、という単純な話ではありません。換気を止めると湿気がこもり、カビやダニが増えやすくなるなど別の問題が出ます。だから私は基本的に「止める」ではなく「フィルターで守る」派です。実際、住まいの換気はシックハウス対策の観点でも重要で、住宅では機械換気設備(いわゆる24時間換気)を求める考え方が制度として示されています。

(出典:国土交通省「建築基準法に基づくシックハウス対策」)

給気口は外とつながる以上、対策の中心は目の細かいフィルター定期交換です。フィルターが汚れていると通気が落ち、家全体の空気の流れが乱れるので、貼って終わりではなく運用が大事になります。私は「フィルターは家のマスク」と伝えています。付けたら、汚れたら替える。基本動作がいちばん強いです。

給気口で見落としがちなポイント

給気口は“入口”ですが、もう1つの顔があります。それが「匂いの出口」でもあること。料理や生活臭が外へ流れたり、室内の温度差で空気が動いたりします。虫は匂いや気流に反応しやすいので、給気口周辺の隙間汚れは丁寧に管理したいところです。給気口カバーが浮いていたり、壁との取り合いに隙間がある場合は、無理のない範囲で補修を検討してください。

注意

フィルターの貼り方や厚み次第で換気量が落ちることがあります。換気設備の仕様を確認し、心配なら施工業者や設備の専門家に相談してください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

換気とゴキブリの関係は誤解が多いので、考え方の整理として、換気扇の運用に触れた記事も参考にしてください。

換気扇のつけっぱなしはゴキブリ対策になるのか?

排水口トラップ切れ注意

2階のトイレや洗面が「たまにしか使わない」家は要注意です。排水管のトラップ(封水)が蒸発して減ると、下から虫が上がりやすくなることがあります。とくに長期不在や、ゲスト用トイレがある家で起きがちです。ゴキブリ対策というとエアコンや窓に目が行きますが、2階水回りは“静かに効く盲点”です。

トラップは本来、下水側の臭気や虫の侵入を遮る水のフタです。ここが切れると、遮るものがなくなります。ただし、すべてが「排水口から上がってくる」と断定できるわけではありません。家の構造や排水の系統、周辺環境で状況は変わります。だから私は、まずは封水を回復させる、次に配管の取り合いを塞ぐ、最後に清掃で餌・匂いを減らす、という順で対処します。

トラップ切れを防ぐ簡単習慣

  • 使っていない排水口は週1回を目安に水を流す
  • 洗面台下の配管まわりの隙間をパテでふさぐ
  • 排水口の汚れ(ぬめり)を落として匂い源を減らす

「水を流す」だけで変わる家も多い

難しい道具がなくても、週1回の通水で封水が戻れば、侵入の可能性を下げられます。さらに、洗面台下の収納を開けて、配管が床や壁に入る部分の隙間を見てください。ここが空いていると、配管スペースが“壁内への入口”になりやすいです。パテや防臭ゴムなどで埋めると、体感で落ち着くことがあります。

注意

配管まわりの補修は、無理に押し込むと配管の破損や水漏れの原因になります。作業に不安がある場合は、専門業者に相談してください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

ここは「薬剤」より「生活運用」で効きます。水回りのにおい・湿気は、ゴキブリにとって強いサインになりやすいので、2階でも油断しないでください。とくに夏場は、少しのぬめりや髪の毛でも“餌”になり得るので、清掃をルーティン化するのが強いです。

ブラックキャップの置き方

再発を止めるうえで、ベイト剤(毒餌)は強い味方です。ブラックキャップの置き方のコツは「見かけた場所に置く」だけではなく、通り道に置くこと。ゴキブリは壁際や物陰を沿って動くので、そこに設置すると当たりやすくなります。私はこれを「壁沿い理論」と呼んでいます。広い床の真ん中に置くより、壁際・家具の陰・出入口の角に置く方が、遭遇率が上がりやすいからです。

2階で狙うべき設置ポイント

  • エアコンのある部屋の出入口付近(壁際)
  • 洗面所・トイレの入口、洗面台下の近く
  • ベランダに出る窓の手前(室内側の壁際)
  • クローゼット外周の壁際(ただし衣類に直接触れない位置)

スプレーとベイトは「同じ場所で戦わせない」

一方で、スプレーを多用した直後の場所にベイト剤を置くと、ゴキブリが警戒して寄りにくくなることがあります。即効スプレーは「その場の駆除」、ベイト剤は「見えない個体も含めて減らす」。役割が違います。だから私は、スプレーを使った場所は軽く拭き取り、ベイト剤は少し離れた壁際に置く、という使い分けをおすすめしています。

注意

ベイト剤は小さなお子さんやペットの誤食リスクがあります。置き場所は必ず安全を優先し、製品の注意事項に従ってください。

交換と“置きっぱなし問題”

ベイト剤は置けば永遠に効くわけではありません。製品ごとに目安はありますが、一般に時間が経つと乾燥したり、油分が飛んだりして誘引力が落ちます。「昔置いたのに出る」という家は、置きっぱなしで“古いベイト”になっていることがあります。交換の目安は製品表示に従い、迷う場合は早めに更新してください。

一軒家で2階にゴキブリ再発防止

最後に、再発防止は「一度やって終わり」ではなく、家の状態を保つ運用で決まります。私が現場でよく見る再発パターンは、封鎖が甘いまま薬剤だけで押し切ろうとするケースです。逆です。まず入り口を絞り、そこに対策を集中させるのが最短です。ゴキブリは“ゼロか100か”ではなく、“入れる穴がある限り入る”生き物だと考えると、やることが明確になります。

再発防止の基本セット

  • エアコンのドレンホースと配管の隙間を封鎖
  • 網戸・サッシの隙間点検と清掃を習慣化
  • 給気口はフィルター運用(定期交換)
  • 2階の使っていない排水口はトラップ切れ対策
  • 段ボールは溜めず、開梱したら早めに処分

“点検日”を決めると、再発が止まりやすい

再発防止の最強テクは、「点検をイベント化」することです。例えば、冷房を使い始める月にドレンホース点検、梅雨入り前にベランダ清掃、年末にサッシレールの総清掃、というように、季節の行事に紐づける。これだけで、侵入経路が“育つ”前に手が入るようになります。対策は“やる気”より“仕組み”が勝ちます。

それでも止まらないときの考え方

それでも繰り返す、数が増えている、家の構造的な隙間が疑わしい――そんなときは、無理に一人で抱え込まないでください。安全面や再発リスクを考えると、専門業者の点検が結果的に早道になることもあります。家の構造(壁内の空間、配管スペース、施工の隙間)は目視できない部分が多く、個人の点検には限界があります。最終的な判断は専門家にご相談ください。

一軒家で2階にゴキブリが出る問題は、原因を「侵入経路」として捉え、封鎖と運用で潰していけば、十分にコントロールできます。焦らず、順番通りにいきましょう。

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この記事を書いた人

名前(愛称): クジョー博士
本名(設定): 九条 まどか(くじょう まどか)

年齢: 永遠の39歳(※本人談)
職業: 害虫・害獣・害鳥対策の専門家/駆除研究所所長
肩書き:「退治の伝道師」

出身地:日本のどこかの山あい(虫と共に育つ)

経歴:昆虫学・動物生態学を学び、野外調査に20年以上従事
世界中の害虫・害獣の被害と対策法を研究
現在は「虫退治、はじめました。」の管理人として情報発信中

性格:知識豊富で冷静沈着
でもちょっと天然ボケな一面もあり、読者のコメントにめっちゃ喜ぶ
虫にも情がわくタイプだけど、必要な時はビシッと退治

口ぐせ:「彼らにも彼らの事情があるけど、こっちの生活も大事よね」
「退治は愛、でも徹底」

趣味:虫めがね集め

風呂上がりの虫チェック(職業病)

愛用グッズ:特注のマルチ退治ベルト(スプレー、忌避剤、ペンライト内蔵)

ペットのヤモリ「ヤモ太」

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