バイクのゴキブリ対策完全版:侵入防止から引火注意まで徹底解説

バイクにゴキブリが出た、シート下やカウル内で見つけた、ガレージやバイクカバーの中に侵入された気がする……そんな不安で、バイクのゴキブリ対策や駆除、侵入経路の確認方法を探していませんか。コンバットやブラックキャップの置き場所、殺虫剤やゴキジェットプロの使い方、パーツクリーナーで退治できるのか、そして引火の危険や樹脂パーツへの影響まで、気になる点は多いはずです。

ゴキブリは「不快」なだけでなく、フン汚れや臭いが残ったり、工具箱やグローブの隙間に潜んだりして、ガレージ作業そのものが億劫になります。さらに、バイクの場合は電装や樹脂パーツが多いので、勢い任せの駆除が思わぬ故障や劣化につながることもあります。だからこそ、落ち着いて「侵入させない仕組み」と「安全な追い出し・駆除手順」を押さえるのがいちばんです。

一方で、バイクの世界ではゴキという愛称の旧車(GSX250EやGSX400E)を指して調べている方もいます。ヤフオクの落札相場や書類付きの価値、ザリとの違いなど、虫の話とは別の文脈で「バイクのゴキブリ」が検索されるのも、このキーワードのややこしいところです。この記事では、両方の疑問を一本にまとめて、迷いをスッキリ整理します。ついでに、走行中の飛来虫の汚れ落とし(虫取りクリーナーの考え方)も触れておきます。

この記事を読むことで理解できる内容は以下のとおりです。

  • バイクのゴキという愛称とザリの違いの整理
  • ゴキブリがバイクに侵入する理由と侵入経路の潰し方
  • コンバットなど毒餌の置き場所と再発防止のコツ
  • 殺虫剤やパーツクリーナー使用時の危険と安全な手順

この記事は「バイクを傷めない」「火災や事故を避ける」「再発を止める」を優先して書いています。薬剤の使い方は製品ごとに差があるため、正確な情報は必ず公式表示を確認し、最終判断は専門家に相談してください。

目次

バイクのゴキブリ愛称ゴキとは

ここでは「ゴキブリ=害虫」ではなく、バイク界隈で使われる愛称としてのゴキを解説します。旧車の呼び名は情報が混ざりやすいので、まずは用語を揃えてから、モデルの特徴や相場の見方を整理していきます。

なお、ここを理解しておくと、検索中に「ゴキ(愛称)」と「ゴキブリ(害虫)」が混線しても、情報の取捨選択が一気に楽になります。特に、売買や修理の相談では言葉のズレがトラブルの元になりやすいので、短時間でも整理しておく価値があります。

ゴキとザリの見分け方

バイクのゴキは、主にスズキのGSX250EやGSX400Eの一部モデルに付いた通称です。対になる言葉としてザリ(ザリガニの意)もよくセットで語られます。

ざっくり言うと、角ばった印象のタンク形状や赤系イメージが強いものがザリ丸みが強く、黒や濃色で“ゴキブリっぽい”と揶揄されたものがゴキ、という説明がされることが多いです。ただし、年式・仕様・外装変更(塗り替え)によって見た目は変わるため、通称だけで断定するのは危険です。

見分けのコツは「形・色・世代」を分ける

私が見分けの相談を受けたときは、まず「形」「色」「世代」を分けて聞きます。形はタンクやサイドカバーの曲面・段差の雰囲気、色は純正色が残っているか(再塗装だと印象が激変します)、世代は年式や型式です。これらがそろうと、呼び名の一致率がグッと上がります。

また、旧車界隈の通称は、地域やショップ文化でも微妙に揺れます。SNSや掲示板で見かけた表現をそのまま信じるより、型式・年式・外装の写真で話を合わせたほうが、売買や整備の場面で誤解が起きにくいです。

整理術:通称はあくまで“呼びやすいラベル”です。確実に判別したいときは、車体番号・型式・外装形状の写真をセットで確認するとブレません。

害虫のゴキブリと混ざらないための言い換え

検索や会話で混ざりやすいので、私は現場では「ゴキ(愛称)」「ゴキブリ(害虫)」と分けて呼びます。もしあなたがバイクショップに問い合わせるなら、「GSXのゴキと呼ばれる外装の世代の話です」とひと言添えるだけで、余計な行き違いを避けられます。逆に、ガレージで出たゴキブリ相談なら「害虫のほうです」と先に言う。これだけで会話コストが激減します。

GSX250EとGSX400E概要

ゴキと呼ばれることが多いのは、GSX250EおよびGSX400Eの一部世代です。旧車として人気が高く、レストアベースから実働車まで幅広く流通しています。

ここで大事なのは、「ゴキ」という言葉が、バイクの通称としてのゴキと、害虫としてのゴキブリの両方を指し得る点です。検索では話題が混線しやすいので、ショップや売買サイトを見るときは、モデル名(GSX250E/GSX400E)や型式表記も一緒に追うのが安全です。

旧車を調べる人が本当に知りたいポイント

旧車としてGSX250E/GSX400Eを調べる人は、単に「かっこいい」「懐かしい」だけではありません。実際は、部品供給の見通し、電装のクセ、純正と社外の混在状況、前オーナーのカスタムの癖、そして何より「自分が維持できるか」を知りたいはずです。特に、レストアベースを買う場合は、欠品パーツの有無で予算が跳ね上がります。

ここで私がよく注意するのは、写真で見える部分だけで判断しないことです。タンクや外装は映えますが、実際の苦労は配線・燃料系・ゴム部品・キャブ周りに出ます。だからこそ、情報を集めるときは、外装だけでなく「機関」「電装」「書類」「保管状況」の4点を同じ重みで見てください。

旧車チェックの4点セット

  • 機関:始動性、異音、オイル漏れ、キャブの状態
  • 電装:充電系、灯火類、配線の改造跡
  • 書類:登録に必要な書類の有無と整合
  • 保管:屋内か屋外か、カバー保管か、湿気の多さ

害虫目線で見る「旧車の保管」とリスク

ここからは虫のプロとしての話です。旧車は長期保管が多く、ガレージの隅で動かさない期間が伸びがちです。すると、バイクの周囲に段ボールやウエスが積まれたり、工具箱の陰にホコリが溜まったりして、害虫にとって都合の良い環境ができてしまいます。旧車の話を調べているうちに、いつの間にかガレージ環境がゴキブリ向きになっていた、というのは珍しくありません。

TSCCエンジンの特徴

GSX系の文脈では、TSCCという言葉がセットで出てきます。これはスズキが当時投入した燃焼方式の呼称で、旧車好きの方がスペック面で語るポイントになりやすいところです。

ただ、ここで私(クジョー博士)が強調したいのは、バイクの性能語りとは別に、バイクを長期保管するほど害虫リスクが上がるという現実です。旧車は「しばらく動かさない」「カバーを掛けっぱなし」「ガレージの隅に置きっぱなし」になりがちで、結果としてゴキブリの潜み場になりやすい条件が揃います。愛称のゴキを調べていたはずが、現物のゴキブリに遭遇する……これ、実際によく起きます。

バイクがゴキブリに好かれる「三要素」

害虫のゴキブリ目線で見ると、バイクは実に魅力的です。理由は三つで、暗い狭い暖かい。カウル内やシート下、配線の束の裏側は光が届きにくく、ゴキブリが体を押し当てて隠れるのに最適です。さらに走行後の余熱があると、冬場でも温度が保たれやすくなります。

そして、ここが落とし穴なのですが「エンジンが良い」「機関が丈夫」だからこそ長期保管され、結果として害虫被害の芽が育ちます。バイク好きにとってのメリットが、害虫にとってのメリットと一致してしまうわけです。

注意:バイクカバーは防塵・防雨に有効ですが、掛けっぱなしだと湿気がこもりやすくなります。湿気+暗所は害虫にとって最高の環境なので、可能なら定期的にカバーを外して換気し、床面の清掃もセットで行ってください。

スペックの話と「保管の設計」はセットで考える

TSCCのような技術要素を語るのは楽しい一方で、現実の維持では「置き方」が勝負です。私がすすめるのは、月に一度でいいので、バイク周りを“リセット”する習慣です。具体的には、床の掃き掃除、タイヤ周辺の埃とゴミ取り、スタンド周りの拭き取り、そして「バイクの下を覗く」。この一連をルーティン化すると、ゴキブリの気配に早く気づけますし、侵入の前段階で止めやすくなります。

ヤフオク落札相場と価格

旧車の相場を調べるとき、ヤフオクなどの落札相場を見る方は多いです。ここは一点だけ注意で、相場は“目安”です。掲載時期、季節、部品の欠品、カスタム内容、書類の有無、発送条件などでブレが出ます。

注意:オークションの価格は変動します。購入や売却の最終判断は、複数の出品・落札例と、ショップ見積もりなども合わせて比較し、必要なら専門家に相談してください。

相場を見るときの「数字の読み方」

落札価格は分かりやすいですが、落札価格だけ追うと痛い目を見ます。例えば、同じように見える車体でも、書類の有無、キーの有無、欠品の多さ、エンジンの状態、メッキや外装の劣化、そして「引き取り条件」で価値が全く変わります。落札価格は結果であって、内訳は千差万別です。

さらに部品相場は動きが早いです。人気が高い時期や、SNSで話題になった直後は価格が上がりやすい。逆に、出品が集中すると落ち着く。相場チェックは、1回見て終わりではなく、できれば複数回、少し期間を空けて見てください。

相場チェックの視点

見る項目チェック理由落とし穴
書類・鍵公道復帰や移動の現実性写真に写っていない/説明が曖昧
欠品の有無後からの出費が爆増しやすい「一部欠品」が実は多数欠品
保管状況腐食や電装トラブルの予測カバー保管で湿気が強い場合
カスタム内容整備性・車検・安全性に影響配線改造が荒いと復旧が大変

害虫の観点で「相場より怖いもの」

虫のプロとして付け加えるなら、長期放置車は害虫リスクも価格に含めて考えてください。シート下にフンが溜まっている、カウル内に卵鞘らしきものがある、配線が齧られている、こういった事例は“見えない修理費”になります。

見た目は安くても、掃除・除菌・配線修理・部品交換で結局高くつく。相場を見てワクワクするほど、同時に「保管由来のリスク」も冷静に見積もるのが、後悔しないコツです。

書類付きレストア価値

旧車界隈でよく言われるのが、書類付きの価値です。公道復帰の手続きに関わるため、書類の有無が評価に影響しやすいのは確かです。

ただし、ここも断定は禁物です。年式や登録の状況、地域、手続きの可否などで条件が変わることがあります。正確な情報は必ず公的機関や公式情報をご確認のうえ、最終判断は整備士・行政書士などの専門家に相談するのが安心です。

「書類付き=安心」とは限らない理由

書類があると話が早いのは事実ですが、書類があるからといって、車体が健全とは限りません。例えば、長期放置で燃料系が詰まっている、キャブが固着している、ハーネスが劣化している、こういった状態は書類では分かりません。逆に、書類がなくても部品取りとして価値があるケースもあります。

つまり、書類は価値の一部であって、すべてではありません。書類に気を取られすぎて、肝心の状態確認を疎かにしないこと。ここがレストアの成否を分けます。

注意:登録や名義、手続きはケースによって条件が変わります。ネットの体験談は便利ですが、あなたの状況にそのまま当てはまるとは限りません。最終判断は必ず専門家に相談してください。

害虫リスクも「レストア価値」の一部として考える

ここからは本領です。レストアベースは、整備の楽しさと引き換えに「掃除」と「衛生管理」が必ず付いてきます。とくにゴキブリは、暗くて狭いところにフンや卵鞘を残しやすい。これが電装周りやスポンジ材、シート裏に入り込むと、臭いが取れにくくなります。

私がすすめるのは、レストアの初期工程に「害虫チェック」と「清掃・除菌」を組み込むことです。車体を分解してから気づくと、部品点数が増え、掃除が倍になります。最初にシート下、カウル内、バッテリー周辺を点検し、痕跡があれば徹底的に清掃してから作業を進める。この段取りが、結果として最短ルートです。

レストア初期の害虫チェック(おすすめ順)

  • シート下:フン、卵鞘、臭い、巣材の有無
  • バッテリー周辺:配線・端子の汚れ、齧り跡
  • カウル内:隙間の汚れ、死骸、抜け殻
  • 工具・小物:グローブやウエス箱の中

バイクとゴキブリ被害の対策

ここからは本題の害虫としてのゴキブリ対策です。バイクは隙間・暗所・保温が揃いやすく、シート下やカウル内は“住みやすい物件”になりがちです。予防の基本から、コンバットの置き場所、殺虫剤の危険、パーツクリーナーを使うべきでない場面まで、現場目線でまとめます。

やることは大きく分けて二つです。ひとつは「侵入させない」。もうひとつは「見つけたら安全に処理する」。この順番が逆になると、毎年同じ悩みを繰り返します。まずは侵入経路と環境を整え、次にピンポイントで対策を当てる。これが最短です。

ゴキブリ侵入経路とガレージ

ゴキブリは、狭く暗い隙間に体を押し当てるのが得意です。バイクの構造はまさにそれで、カウル内、シート下、バッテリー周り、配線の隙間、エアクリーナーボックス周辺など、潜れる場所が多いのが特徴です。

さらに厄介なのが温度です。走行後に格納してバイクカバーを掛けると、余熱がこもりやすくなります。ガレージが密閉気味だと、暗さと温かさが揃ってしまい、結果として侵入されやすくなります。

まずやるべき3点

  • 床に落ちた食べカス・飲料・油汚れを減らす(誘引を断つ)
  • 段ボール・紙袋・布類をバイク周辺に溜めない(隠れ家を消す)
  • バイク周囲の床・壁際を定期清掃して通り道を減らす

侵入経路は「床→上」だと考える

ガレージでの侵入は、壁の隙間から飛んでくるというより、床面を歩いて近づくケースが多いです。だから対策も、まず床から考えるのが正解です。床に置きっぱなしの段ボール、外で使った靴、空き缶、食べ物の袋、これらは全部「誘引」と「隠れ家」を兼ねます。バイクの周辺にこうした物があるだけで、ゴキブリが近づく理由が生まれます。

もう一つのポイントは、ガレージの“静けさ”です。人の出入りが少ない場所ほどゴキブリは落ち着きます。冬場や忙しい時期に、ガレージに行かない日が続くと、害虫側の優位が一気に増します。だから、月に数回でも「覗く」「掃く」「換気する」を入れてください。これが実は最強の予防策です。

バイクカバーは「防ぐ道具」であり「育てる道具」にもなる

バイクカバーは必要です。雨・紫外線・ホコリから守ってくれます。しかし、掛けっぱなしで湿気がこもると、虫の温床にもなります。特に梅雨や秋雨の時期は、カバー内が乾きにくくなりがちです。できるなら、晴れた日に短時間でもカバーを外し、風を通してください。ガレージ内なら扇風機で風を当てるのも有効です。

注意:カバー内で殺虫剤を大量噴霧するのはおすすめしません。薬剤の残留や引火リスク、樹脂への影響が読めなくなるためです。まずは換気と清掃で環境を整え、対策は床面や動線に寄せてください。

住環境側の基本対策をもっと深掘りしたい方は、同じサイト内の解説も参考になります。侵入経路と防除の考え方を整理したゴキブリ対策ガイドも、考え方はガレージ運用にそのまま応用できます。

コンバットの置き場所ポイント

バイク周りの予防で強いのが、毒餌タイプ(例:コンバット、ブラックキャップ)です。ポイントは、バイク本体の中に入れようとしないこと。基本は「バイクに近づく前に食べさせる」発想です。

私がよくすすめる置き場所は、次のような“橋”になりやすい地点です。

  • 前後タイヤの近く(床→タイヤ→車体へ登るルートを断つ)
  • サイドスタンドやセンタースタンドの周辺(床からの接点)
  • 壁際・シャッター際(外部からの侵入ラインを抑える)

置き場所の考え方は「通り道の関所」

毒餌を置くとき、つい「見えないところ」「バイクの近く」「隙間に入れたくなる」気持ちは分かります。ですが、バイクの内部は樹脂や配線が多く、誤って薬剤が触れたり、回収しにくくなったりすると面倒です。毒餌は“バイクに入れる道具”ではなく、バイクの周りに結界を張る道具として使ってください。

具体的には、ゴキブリが床から車体へ移動するときに必ず通る場所、つまり「タイヤ」「スタンド」「壁際」を押さえます。これを私は“関所”と呼んでいます。関所に毒餌があると、ゴキブリはバイクに到達する前に摂食しやすくなります。結果として、車体内部で死骸が出る可能性も下がります。

注意:毒餌は置き方・置く量・安全管理が重要です。小さなお子さんやペットが触れる可能性がある場所では、設置を避けるか、保護ケースを使うなど安全を最優先にしてください。使用方法や有効期間などの正確な情報は公式サイト・表示を確認し、最終判断は専門家に相談してください。

「効かない」と感じるときの見直しポイント

毒餌を置いたのに効かない、と感じる場合は、製品そのものの性能よりも、置き方の問題であることが多いです。よくあるのは、床面がホコリだらけで通り道が変わっているケース、餌の近くに油汚れや食べ物カスがあり、そちらに誘引されているケース、あるいは外からの侵入が続いていて供給が止まらないケースです。まずは床面の清掃、段ボール撤去、シャッター隙間の確認など「環境のリセット」を優先してください。

毒餌は魔法ではありません。環境が荒れていると、効くはずのものも効きません。逆に、環境が整っていれば、少ない数でも結果が出やすくなります。

毒餌の考え方や「一匹見ただけでも巣があるのか?」といった不安が強い場合は、こちらも役立ちます。クロゴキブリを一匹見たときの侵入経路と対策は、判断の目安を整理するのに向いています。

殺虫剤スプレーの引火危険

バイク周辺での殺虫剤スプレーは、効果以前に引火リスクを忘れてはいけません。エアゾール缶は可燃性ガスを使うことがあり、密閉されたガレージ内やシート下などに噴霧すると、ガスが滞留する可能性があります。

最重要:走行直後のマフラーやエンジン周辺は高温です。エンジンが完全に冷えていない状態での噴霧は避けてください。換気を徹底し、火気・火花の可能性(キーON、バッテリー周りの作業など)も含めてリスクを潰してから実施してください。

「火種」は見えているものだけではありません

引火というとライターやタバコを想像しがちですが、バイク周りはそれ以外の火種が多いです。走行直後の排気系はもちろん、電装を通電した瞬間の微小な火花、リレーの作動、バッテリー端子の接触不良など、条件が揃うと火種になり得ます。

さらに旧車は燃料の匂いが漂いやすい個体もあります。そこへ可燃性の噴射剤が加わると、リスクは跳ね上がります。

私が現場で必ず言うのは、「急いで噴射しない」ことです。見つけた瞬間に反射でスプレーしたくなりますが、その前に、エンジンの温度、換気、周囲の可燃物、通電状態を確認してください。焦りは事故の元です。

スプレーは「狙う」「量を管理する」「後処理する」

殺虫剤は、適量なら心強い味方です。ただし、使い方が雑だと、薬剤が樹脂や塗装面に残り、くすみやシミの原因になることがあります。噴射したあとは、可能な範囲で水拭きや中性洗剤での拭き取りを行い、表示に従って安全に処理してください。

また、床面に噴霧した場合は乾くまで滑りやすくなることもあるので、転倒にも注意です。ガレージ作業は足元が命です。スプレーの効果だけでなく、作業導線まで意識して安全に進めましょう。

一次情報で確認したい方へ:製品ごとの使用上の注意(火気・人体への噴射禁止・体調異変時の対応など)は、メーカーの公式情報が最も確実です。(出典:KINCHO『コックローチ ゴキブリがいなくなるスプレー』)

パーツクリーナーは樹脂厳禁

「パーツクリーナー(ブレーキクリーナー)でゴキブリが即死する」といった話は確かに耳にします。ですが、バイクの現場でこれを安易にやるのはおすすめしません。理由は単純で、バイクは樹脂・ゴム・配線の集合体だからです。

パーツクリーナーは脱脂洗浄に強い反面、樹脂(外装、スクリーン、メーターケース等)やゴム(ホース類、シール、Oリング等)を傷めるリスクがあります。白く濁る、ひび割れが進む、硬化するなど、後から取り返しがつかないケースもあります。

即死するかより「バイクが死ぬか」を考える

害虫駆除の相談でよくあるのが、「とにかく一撃で倒したい」という発想です。気持ちは痛いほど分かります。ですが、バイクの隙間に逃げたゴキブリに向かって強溶剤を吹くのは、ゴキブリより先にバイクを傷める可能性が高いです。

特にスクリーンやカウル、スイッチボックス周辺は、樹脂が多く、薬剤が入り込むと白化やクラックのリスクがあります。数百円の駆除で、数万円の外装を失う。これは最悪のコスパです。

さらに、ゴム部品への影響も軽視できません。燃料ホース、負圧ホース、ブレーキ周り、インシュレーター、Oリング類。ここが劣化すると、漏れや不調につながり、安全面にも関わります。だから私は、パーツクリーナーを害虫駆除の主役にしないよう強く勧めます。

安全にやるなら“分離作戦”

バイクの隙間で見つけたら、棒やエアダスターの風などで車体の外へ追い出す→車体から十分離れた床面で処理、が基本です。バイク内部に向けて薬剤を乱射しないことが、結果的に一番安上がりです。

追い出しの具体手順(私のおすすめ)

分離作戦の肝は「追い出し」です。私がよくやるのは、まず懐中電灯で位置を確認し、逃げ道を把握します。そのうえで、長い棒(先端が柔らかいものが安全)やエアダスターの風で“外へ向かう圧”をかけます。ゴキブリは暗所へ戻ろうとする傾向があるので、照明で嫌がらせしつつ外へ誘導すると成功率が上がります。

外へ出たら、そこで初めて殺虫剤を使う。バイクから距離を取れるので、薬剤の飛散や素材への付着リスクが下がります。床面に処理跡が残ったら、後から拭けます。これが「バイクを守る」ための動きです。

家庭内での薬剤選びの考え方(強さと注意点)を把握したい方は、ハイターを含む家庭用薬剤の注意点と使い分けも参考になります。バイクでは素材リスクが上がるので、読んだうえでより慎重に運用してください。

駆除手段の比較(目安)

手段即効性の目安バイクへのリスク現場でのすすめ方
殺虫剤スプレー中〜高引火・残留に注意エンジン冷却と換気を徹底し、車体外で処理
パーツクリーナー樹脂・ゴムに不向きバイク内部には使わず、車体から離して限定使用
台所用中性洗剤低〜中電装に水分が危険バイク周辺での使用は慎重に。濡らす範囲を限定
熱湯火傷・素材/電装リスクバイク周辺では非推奨。屋外で安全確保できる場合のみ

上の表はあくまで一般的な目安です。薬剤の成分やバイクの素材、環境条件で結果は変わります。正確な情報は各製品の公式表示を確認し、迷う場合は害虫駆除の専門家や整備の専門家に相談してください。

バイクのゴキブリ対策まとめ

結論

  • 予防が最優先:ガレージ清掃と周辺整理で誘引と隠れ家を消す
  • 毒餌(コンバット等)はバイクに入れず、タイヤ周辺など侵入前の動線で効かせる
  • 殺虫剤スプレーは換気とエンジン冷却が必須、引火リスクを甘く見ない
  • パーツクリーナーは素材を傷めるため、バイク内部には使わず分離作戦で安全に処理

最後に:再発を止める「習慣化」が勝ちます

バイクのゴキブリ問題は、「その場の駆除」より「次を出さない設計」が勝ち筋です。ゴキブリは一度居心地の良い場所を見つけると、同じルートで戻ってくる可能性があります。

だから、床面清掃、段ボール撤去、バイク周辺の物を減らす、換気する、毒餌を動線に置く。このセットを“当たり前”にするのが、結局いちばん効きます。

もし、カウル内やシート下で複数回見かける、フンや卵鞘らしきものがある、ガレージ内で頻発するなど深刻な兆候がある場合は、無理に一人で抱えず、害虫駆除の専門家へ相談してください。バイクの価値と安全を守るためにも、最終判断は専門家の助言を取り入れるのが確実です。

重要:費用や作業規模は現場条件で大きく変わります。この記事の手順や目安は一般的な考え方です。正確な情報は公式サイトをご確認のうえ、必要なら専門家に相談し、最終判断はご自身で行ってください。

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この記事を書いた人

名前(愛称): クジョー博士
本名(設定): 九条 まどか(くじょう まどか)

年齢: 永遠の39歳(※本人談)
職業: 害虫・害獣・害鳥対策の専門家/駆除研究所所長
肩書き:「退治の伝道師」

出身地:日本のどこかの山あい(虫と共に育つ)

経歴:昆虫学・動物生態学を学び、野外調査に20年以上従事
世界中の害虫・害獣の被害と対策法を研究
現在は「虫退治、はじめました。」の管理人として情報発信中

性格:知識豊富で冷静沈着
でもちょっと天然ボケな一面もあり、読者のコメントにめっちゃ喜ぶ
虫にも情がわくタイプだけど、必要な時はビシッと退治

口ぐせ:「彼らにも彼らの事情があるけど、こっちの生活も大事よね」
「退治は愛、でも徹底」

趣味:虫めがね集め

風呂上がりの虫チェック(職業病)

愛用グッズ:特注のマルチ退治ベルト(スプレー、忌避剤、ペンライト内蔵)

ペットのヤモリ「ヤモ太」

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