新築なのにゲジゲジが出た――この時点で、かなり不安になりますよね。どこから入ったのか、施工不良なのか、今後も出るのか。検索でゲジゲジの侵入経路 新築と調べる方の多くが、まさにそこに引っかかっています。
結論から言うと、ゲジゲジはわずかな隙間があれば入り、湿気がある場所に寄り、餌(ゴキブリや小さな虫)がいる家に定着しやすいです。新築は気密性が高い一方で、基礎パッキンや配管の貫通部、窓や玄関のすき間、換気口や24時間換気、エアコンのドレンホースなど、外とつながるポイントはゼロになりません。
このページでは、対策の優先順位を「ふさぐ→乾かす→寄せない→必要なら駆除」に整理して、マスキングテープやパテ、防虫キャップ、フィルター、殺虫剤、バルサンの注意点まで、新築を汚しにくい手順でまとめます。
虫が苦手な方ほど「とにかく駆除!」に走りがちですが、ゲジゲジ対策は侵入経路の封鎖が最短ルートです。今日からできる点検順も噛み砕いていきます。
この記事を読むことで理解できる内容は以下のとおりです。
- 新築でゲジゲジが出る主な理由
- 侵入経路の見つけ方と封鎖の順番
- エアコンや換気口など設備まわりの対策
- 薬剤を使う場合の選び方と注意点
ゲジゲジの侵入経路と新築の罠
新築は「虫がいないはず」と期待されやすいぶん、1匹見ただけでも精神的ダメージが大きいです。ここでは、なぜ新築なのに起こるのかを整理して、闇雲な駆除ではなく、再発を減らす考え方に切り替えていきます。
なぜ新築なのに湿気とコンクリート

新築でゲジゲジが出ると、まず「どこから?」に意識が向きますが、実は同じくらい大事なのがなぜ入りたくなる環境になっているかです。
ゲジゲジは乾燥が苦手で、暗くて湿った場所を好みます。
新築では、基礎や土間のコンクリートが施工後しばらく水分を放出しやすく、床下や壁内の一部が局所的に多湿になりやすいことがあります。
新築の「湿気」は欠陥と限らない
誤解されやすいのですが、入居直後の湿気は必ずしも欠陥とは限りません。
コンクリートは硬化の過程で水を抱え込み、時間をかけて少しずつ乾いていきます。
特に梅雨や夏、雨が多い時期は床下の湿度が上がりやすく、乾燥を嫌うゲジゲジにとって「避難所」になります。
つまり、新築の清潔さとは別軸で、虫が居心地よく感じる要素が揃うことがあるんです。
餌がいる家にゲジゲジは寄る
さらに重要なのが、ゲジゲジは捕食者だという点です。
家の中にシシミ(紙魚)や小さなクモ、ゴキブリなどの「餌」がいると、ゲジゲジにとっては住みやすくなります。
ここが落とし穴で、ゲジゲジだけを見て「家が汚いのかな」と落ち込む必要はありませんが、逆に言うとゲジゲジが出た家は、餌になる小さな虫が先に入っている可能性が高いです。
だから対策の本筋は、ゲジゲジ単体の駆除よりも、侵入口をふさいで餌も減らすことにあります。
新築でゲジゲジが出る3条件
- 湿気:床下・壁内・水回りが乾ききらない
- 隠れ場所:暗所、物陰、配管周りの空洞
- 餌:シシミ、クモ、ゴキブリなどの小昆虫
まずやるべき「現実的な期待値」の調整
新築でも虫はゼロになりません。理由は単純で、外とつながる開口部が必ずあり、暮らしが始まれば、人や荷物、植木鉢、段ボールなど「虫が紛れ込む導線」も生まれるからです。
ですので、最初のゴール設定は「一生ゼロ」ではなく、侵入と定着の確率を限りなく下げるに置くほうが成功します。
新築で出るケースほど、家そのものが悪いというより「湿気が抜けるまでの一時期」+「隙間が残っている」+「餌になる虫が先に入り込んだ」の合わせ技が多いです。
だからこそ、最初の1〜2年は封鎖を強化するとラクになります。
ただし、床が常に湿っている、カビ臭が強い、水回りで水漏れが疑わしいなど、住宅性能や修繕費に関わる可能性がある場合は、断定せず、施工会社や管理会社、専門業者に相談してください。
ここで述べた内容は一般的な目安で、正確な診断は現地確認が必要です。最終的な判断は専門家にご相談ください。
基礎パッキンの隙間を点検

新築で多い盲点が基礎パッキンです。
床下換気のために基礎と土台の間に通気のスリットがあり、そこが虫にとっては入口になり得ます。
ムカデや小型のクモ、コオロギなどが入りやすい環境だと、結果的にゲジゲジも寄ってきます。
基礎パッキンは「換気のための隙間」
基礎パッキン工法は、床下を全周で換気しやすくして木材の腐朽リスクを下げる、優れた考え方です。
ただ、防虫の視点では「虫にとっても通路になる」可能性が残ります。
ゲジゲジは体が薄く、脚が長く、暗い隙間を伝って移動できます。
スリットの幅が小さくても、虫にとっては十分なことがあるので油断できません。
まずは「外周環境」を整える
封鎖部材を検討する前に、基礎周辺の環境を整えるだけでも侵入しにくくなります。
落ち葉、植木鉢、段ボール、資材の山、雑草は、虫にとって「隠れ家」と「湿気」をつくります。
基礎際がジメジメしているほど、ゲジゲジが寄りやすいので、犬走り周辺はできるだけスッキリさせてください。
基礎まわりでやる順番
- 犬走り・基礎周辺の落ち葉や資材を片付ける
- 基礎パッキン周辺に泥や草が密着していないか確認
- 可能なら防虫網で物理的に遮断する
封鎖するなら「通気を殺さない」が鉄則
対策の基本は、通気を殺さずに虫だけ止めることです。
新築時なら防虫網(防虫ベンツ等)を入れるのが理想ですが、入居後でも後付けできるタイプがあります。
外周をぐるっと見て、基礎と水切りのすき間、換気のスリットに破れや欠けがないかチェックしてください。
強風で舞ったゴミが詰まっている場合は、清掃だけでも効果を感じることがあります。
見落としがちなチェックポイント
- エアコン室外機の裏:湿気が溜まりやすい
- 雨どいの下:地面が濡れやすく虫が集まりやすい
- 外構の土がむき出し:暗所・湿気の温床になりやすい
基礎の状態に不安がある場合、無理にDIYでこじ開けたりせず、建築会社の点検窓口やシロアリ・防虫の専門業者に確認するのが安全です。
ここで述べた内容は一般的な目安です。正確な仕様や適合部材は、各メーカーの公式情報をご確認ください。
配管の隙間はパテで封鎖

「窓も開けていないのに洗面所に出た」「キッチンで見た」――このパターンでよく当たるのが配管の貫通部です。
シンク下、洗面台下、トイレ背面、給排水ホースの周囲は、見た目を整える化粧カバーが付いていても、内部にすき間が残っていることがあります。
配管まわりは“床下からの高速道路”になりやすい
ゲジゲジは暗く狭い場所を好みます。床下に入り込んだ個体が、配管貫通部の隙間を通って水回りへ上がると、住んでいる側としては「どこも開けていないのに突然出た」と感じます。
特に洗面所や脱衣所は湿気が高く、ゲジゲジが隠れやすいので、侵入口になりやすい典型例です。
チェックのコツ
収納を開けて覗くだけだと見落としがちです。懐中電灯で配管の根元を照らし、床材と配管の間に空間が見えたら要注意。すき間埋めパテ(配管用)や防虫テープで塞ぎます。
パテは粘土のように形が作れるので、初心者でも作業しやすいです。
作業前にホコリや結露水分を拭いておくと密着しやすくなります。
仕上がりの合格ラインは「光が見えない」
私がよく言う合格ラインは、隙間からライトを当てたときに「向こう側の光が見えない」ことです。
穴がいびつでも、パテなら成形しやすいので、配管に沿ってぐるっと塞げます。
見た目が気になる場合は、パテの上から化粧カバーを戻せば、普段は見えません。
封鎖材の使い分け(目安)
| 封鎖材 | 向いている場所 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| すき間埋めパテ | 配管貫通部 | 成形しやすく隙間に追従 | 湿った面は密着しにくい |
| 防虫テープ | 直線の隙間 | 貼るだけで作業が速い | 段差が多いと剥がれやすい |
| マスキングテープ | 目立つ場所の仮封鎖 | 剥がしやすく内装を傷めにくい | 長期放置で糊残りの可能性 |
注意
ガス管まわり、給湯器関連、電気系の貫通部などは、施工条件や安全基準に関わる場合があります。無理な封鎖で設備の点検性を落とすのは避け、迷ったら専門業者に相談してください。
同じ「侵入口を潰す」でも、家のどこを優先すべきか迷う方は、近い発想として当サイトのムカデ侵入経路の整理も参考になります(考え方は共通です)。
エアコンのドレンホース対策

新築でも油断できないのが、エアコンのドレンホースです。結露水を外へ出すため、室内と屋外がパイプでつながり、内部は湿りがち。湿気を好む虫にとっては通り道になり得ます。
ドレンホースは「湿ったトンネル」になりやすい
冷房運転中はドレンホース内に水が流れます。
つまり、虫目線では「湿気があり、暗く、細い空洞が続く」わけで、好条件です。
ゲジゲジだけでなく、ゴキブリなどが侵入しやすいと言われるのも、この構造が理由です。
ただし、侵入確率は住環境で大きく変わります。
だからこそ、過度に怖がるより、再発防止の手当てとして淡々と潰すのが得策です。
まずは「地面から離す」
ドレンホース先端が地面や排水溝にべったり触れていると、地表の虫が入りやすくなります。
固定して少し浮かせるだけでも難易度が上がります。
目安としては、掃除しやすい高さに固定し、先端が泥や落ち葉に埋もれないようにしてください。
先端が草に触れているだけでも、虫の足場になります。
塞ぐなら「詰まりにくさ」を優先
防虫キャップは手軽ですが、目詰まりすると排水不良や水漏れにつながる可能性があります。
私のおすすめは、硬いキャップでガチガチに塞ぐより、水切りネットやストッキング状のメッシュで覆って、定期的に交換・清掃を行う方式です。
これなら排水性を確保しながら侵入も抑えやすいです。
メッシュを巻くときは、輪ゴムや結束バンドで固定しますが、締め付けすぎると水の出口が狭くなることがあります。
軽く固定して、通水を邪魔しない形にしてください。
ドレンホースの最適解(家庭用)
- 先端を地面から離して固定する
- 柔らかいメッシュで覆い、月1程度で汚れ確認
- 夏の冷房期は特に詰まりを意識する
配管穴(スリーブ)もセットで点検
もう一つの盲点が、エアコンの配管が通る壁の穴です。
外側の化粧カバーの中や、パテの隙間が劣化すると、虫が壁内に入り込みやすくなります。
新築でも施工精度や後付け工事の具合で差が出るので、外側を一度見て、パテが割れていないか、隙間が開いていないか確認しましょう。
気になる場合は、触りすぎて崩すより、業者点検が安全です。
水漏れが起きた場合の修繕費は状況で大きく変わります。
ここで挙げた内容は一般的な目安として、機種の説明書やメーカーの案内も併せて確認してください。
換気口フィルターと負圧

24時間換気のある新築は、外気を取り込み続けます。ここで盲点になるのが給気口フィルターと負圧です。標準フィルターは花粉やホコリ対策が中心で、微細な虫まで止めきれないことがあります。
負圧がつくる「吸い込みの力」
換気の方式によっては、室内の空気を排気して外気を取り込むため、室内が外よりわずかに圧力が低い状態(負圧)になりやすいです。
すると、給気口だけでなく、窓枠や建具のわずかな隙間からも空気が入ろうとします。
この空気の流れに虫が乗ると、思わぬ場所で「気づいたら入っていた」が起きます。
特に外灯周りや植栽周辺など、虫が集まりやすい場所に給気口が近いと、影響を感じやすいです。
フィルターは“汚れ”より“目の細かさ”を意識
給気口フィルターは「汚れたら掃除」だけでなく、メッシュの細かさが重要です。
細かいフィルターほど虫は通りにくくなりますが、そのぶん目詰まりしやすいので、定期点検が前提になります。
家族にアレルギー体質の方がいる場合は、微細粒子対策として高性能フィルターが選ばれることもありますが、換気量とのバランスがあるので、製品仕様や住まいの換気設計に合わせて検討してください。
換気口まわりの実践ポイント
- 給気口フィルターを外し、破れ・たるみ・隙間がないか確認する
- 可能なら防虫寄りのフィルターへ交換し、点検頻度を上げる
- 外側フード(ガラリ)に網が付いているか、破損がないかを見る
24時間換気は止めないほうが安全なケースが多い
虫が気になると「換気を止めれば入らないのでは」と思いがちですが、換気を止めると湿気がこもりやすくなり、結果的に虫が住みやすい環境が続くことがあります。
また、住宅の換気はシックハウス対策として位置づけられており、扱いには注意が必要です。
制度や考え方の一次情報としては、国土交通省のシックハウス対策の解説が参考になります(出典:国土交通省『建築基準法に基づくシックハウス対策について』)。
ワンポイント
キッチン・浴室の排気系は、湿気や臭いで虫が寄りやすいことがあります。外側フードに防虫網があるか、油汚れが溜まっていないかも見ておくと安心です。油汚れが強い場合は、清掃だけでも「寄りつきにくさ」が変わることがあります。
換気設備の運転やフィルター仕様は住宅の設計・機種で変わります。ここで述べた内容は一般的な目安として、正確な情報は取扱説明書やメーカー・施工会社の公式案内をご確認ください。
ゲジゲジの侵入経路 新築で塞ぐ
ここからは実践編です。新築の美観をできるだけ崩さず、再発を減らすための具体策を「開口部」「設備」「薬剤」の順でまとめます。最後に、今日からできる総点検のチェック表も付けます。
窓サッシと網戸の半開き

新築の窓は気密が高いと言われますが、可動部がある以上、すき間はゼロになりません。特に引き違い窓は構造上、召し合わせ部分やレール周辺に弱点が出やすいです。
侵入口になりやすいのは「正しい使い方ができていない窓」
ゲジゲジは飛びませんが、窓周りには餌になる小昆虫が集まりやすいです。
夜間に光に集まった虫が窓付近に来ると、捕食者であるゲジゲジが外側を徘徊することがあります。
そこで、網戸や窓の開け方が中途半端だと、思わぬ隙間ができてしまいます。
やりがちな網戸の半開き
網戸を使っているつもりでも、窓の開け方が中途半端だと、サッシと網戸の間に大きなすき間ができることがあります。
これは“網戸があるから安心”という思い込みで起きやすいミスです。
夜に虫が寄る季節ほど、窓の使い方を一度見直してください。
家族全員が同じ使い方をできるように、ルール化しておくと再発防止になります。
サッシレールは「汚れ」が虫の足場になる
サッシのレールに砂やホコリが溜まると、隙間が広がったり、モヘア(ブラシ状の気密材)が寝たりして、密着性が落ちることがあります。
ここは掃除するだけで改善する場合があり、薬剤より先にやる価値が高い場所です。
掃除機で吸ってから、濡れ雑巾で拭き、乾拭きまでやるとスッキリします。
窓まわりの基本
- 網戸使用時は正しい位置で開閉する
- サッシレールのゴミを掃除して密着性を保つ
- 排水孔が大きい場合は防虫ネットも検討する
新築を汚しにくい小技
窓枠の「ゴミが溜まりやすい溝」にマスキングテープを貼る方法があります。
汚れ防止と隙間対策を兼ねられますが、貼りっぱなしは糊残りの原因になることもあるので、定期的に交換してください。
素材との相性もあるため、目立たない場所で試すのが安全です。
窓周りの構造や気密材の形状はメーカー・品番で異なります。
玄関ドアの隙間を塞ぐ

ゲジゲジは地表を歩く虫なので、玄関は侵入口の代表格です。ドア下のすき間、枠の気密ゴム、親子ドアの合わせ目など、足元の微細なすき間が残っていると入りやすくなります。
玄関は「虫の集まる要素」が多い
玄関周りには、ポスト、外灯、植栽、濡れた傘、靴箱など、虫にとって魅力になりやすい要素が集まります。
飛んでくる小昆虫が灯りに寄り、そこにゲジゲジが寄る。さらに、玄関は人の出入りで開閉がある。これが重なると、虫が室内に入る確率が上がります。
だからこそ、玄関の対策は「隙間を塞ぐ」と「寄せない」をセットで考えると強いです。
ドア下の隙間は「紙1枚」で見える
ドアを閉めた状態で、床とドアの間に紙がスッと通るなら、虫が入る可能性は残ります。
もちろん、気密性は製品仕様にも左右されますが、調整可能なケースもあるので、まずは現状把握が大切です。
玄関ドアの下部に、ゴム材(エアタイト)やモヘアが付いている場合は、劣化やズレがないか確認します。
DIYは“追加”まで、加工は慎重に
対策としては、ドア下にすき間テープやドアスイープを追加する、枠のパッキンが正しく当たっているか調整する、といった方法があります。
施工状態によっては調整範囲を超えることもあるので、その場合は無理に削ったりせず、建築会社へ相談してください。
玄関の侵入確率を下げる習慣
- 靴箱の通気を確保し、湿気を溜めない
- 玄関たたきの砂・落ち葉をこまめに掃く
- 外灯の点灯時間を必要最小限にする
外灯の工夫も効きます
玄関灯に虫が集まると、ゲジゲジが“狩り場”として近寄りやすいです。
LED化や人感センサー化は、虫の集まり方が変わることがあります(効果は環境差があります)。
玄関ドアの調整は、保証や建具の性能に関わる場合があります。
防虫キャップは詰まり注意

エアコンの話と重なりますが、検索でよく出てくるのが防虫キャップです。大きな虫の侵入抑止には役立つ一方、目詰まりで排水不良が起きるリスクは無視できません。
キャップの「メリット」と「落とし穴」を両方知る
防虫キャップは、ドレンホースの先端に取り付けることで、物理的に虫の侵入をブロックしやすくなります。
装着してから侵入が止まった、という声があるのも事実です。
一方で、ドレンホースはゴミやスライム状の汚れが溜まることがあり、網目が細いほど詰まりやすくなります。
詰まりは水漏れにつながる可能性があるので、虫対策のつもりが、別のトラブルを呼ぶこともあります。
私の結論:付けるならメンテ前提
私の結論はシンプルで、付けるならメンテ前提です。設置したら終わりではなく、冷房期は汚れの溜まり具合を見て、必要なら交換・掃除をします。
詰まりが不安な方は、キャップよりも、目の細かいメッシュを軽く巻いて定期交換するほうが扱いやすい場合があります。
点検のタイミングは「冷房をよく使う時期」
目安としては、冷房を毎日使う時期は月1回程度、先端の汚れや水の出を確認してください。
水が出ていない、周囲が濡れていないのに室内が濡れる、という場合は状況が複雑なこともあるので、無理に触りすぎないことも大切です。
水漏れが疑われるとき
室内機からのポタポタや、壁・床の濡れがある場合は、対策グッズを外して状況を整理し、取扱説明書や施工業者に確認してください。
防虫キャップや代替メッシュの適合は、ホース径や施工状態で変わります。
購入前に寸法や仕様を確認してください。正確な情報はメーカー公式サイトをご確認ください。
殺虫剤と虫よけバリア選び

封鎖が基本とはいえ、「今すぐどうにかしたい」局面もあります。薬剤を使う場合は、新築の内装を汚しにくいかと、家族やペットへの配慮がポイントです。
まず大前提:薬剤は「補助」、主役は「封鎖」
ゲジゲジ対策で薬剤だけに頼ると、侵入口が残っている限り再発しやすいです。
だから私は、薬剤は「侵入ラインの外側で寄せない」「出た個体を安全に処理する」という補助役に置きます。
封鎖を進めながら、精神的な不安を減らすために適切に使う、という位置づけが現実的です。
室内は“速乾”と“ピンポイント”
壁紙や塗装面は、製品によってはシミになることがあります。
室内で使うなら、噴霧範囲を絞って、目立たない場所で試す、養生する、といった工夫が安全です。
ゲジゲジを直接処理する場合は、床や壁に飛散しないよう距離と角度に注意します。
薬剤の使用方法・換気・保管は、必ずラベルと説明書に従ってください。
屋外は“待ち伏せ”で侵入ラインを切る
玄関まわり、基礎の立ち上がり、窓外周など、侵入しやすいラインに残効タイプを使う方法もあります。
ただし、効果の感じ方は環境差が大きく、雨や日当たりで持続も変わります。
ここで示すのはあくまで一般的な目安として、必要に応じて専門業者へ相談してください。
薬剤選びの考え方(目安)
| 目的 | 使い方の方向性 | 向いている場所 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 出た個体の処理 | 速乾でピンポイント | 室内の床面・壁際 | 素材でシミの可能性 |
| 侵入前の抑止 | 残効で待ち伏せ | 玄関外周・基礎立ち上がり | 雨・日光で効果差 |
| 発生源の低減 | 清掃+封鎖が主 | 水回り収納・床下導線 | 薬剤だけでは再発しやすい |
くん煙剤(バルサン等)は慎重に
また、くん煙剤(いわゆるバルサン等)は、火災報知器・換気設備・ペット・食品・精密機器など注意点が多いです。
新築での使用可否は住環境と製品仕様で変わるため、必ず製品の公式説明と管理規約、施工会社の案内を確認してください。
ペットがいる家庭での薬剤選びの考え方は、近いテーマとしてムカデ対策の記事で詳しく整理しています。
ゲジゲジの侵入経路を新築で総点検

最後は、今日からできる総点検です。
ゲジゲジの侵入経路 新築の答えは、1箇所に決め打ちするより、複数の弱点をまとめて潰すほうが再発が減ります。
私は「ふさぐ・乾かす・掃除する」を回すやり方を、家庭用IPM(総合的害虫管理)としておすすめしています。
総点検は「発見→封鎖→維持」のサイクルで回す
ゲジゲジ対策が長引く原因は、やることが多く見えて、優先順位が崩れることです。
そこで私は、作業を3段階に分けます。まず発見(侵入口の候補を洗い出す)。次に封鎖(パテやメッシュで物理的に止める)。最後に維持(掃除・湿気管理・点検を習慣化)。このサイクルで回すと、薬剤に頼り切らずに落ち着かせやすいです。
新築の侵入経路チェック表(目安)
| 場所 | よくある弱点 | 優先対策 |
|---|---|---|
| 基礎まわり | 基礎パッキンの通気スリット | 防虫網の検討・周辺清掃 |
| 水回り収納 | 配管の貫通すき間 | すき間埋めパテで封鎖 |
| エアコン | ドレンホース・配管穴 | 先端離隔+メッシュで保護 |
| 換気設備 | 給気口フィルターの粗さ | 防虫寄りのフィルターへ |
| 窓・網戸 | 半開きのすき間・レール汚れ | 開け方見直し+清掃 |
| 玄関 | ドア下・枠の微細なすき間 | すき間テープ・調整相談 |
「まずどこから?」の答aルール
「まずどこからやる?」と迷ったら、出た場所に近い侵入口(洗面所なら配管、エアコン付近ならドレンホース、玄関ならドア下)を1つ潰し、同時に湿気と掃除を整えるのが効率的です。
洗濯機まわりに出やすいケースは、排水ホースや防水パンのすき間が関係することもあります。
特に防水パンの裏や、排水トラップ周辺は湿気が溜まりやすいので、点検の優先度は高めです。
最後に:新築は「最初の手当て」で差がつく
新築でゲジゲジが出ても、原因を切り分けて順番どおりに潰せば、過剰に怖がる必要はありません。侵入口を絞って封鎖し、湿気と餌を減らす。これが結論です。
今日できる一手としては、水回りの配管貫通部を1か所だけでも封鎖するのが効果を感じやすいです。
小さな成功体験を積みながら、家全体の侵入口を減らしていきましょう。
