田舎のゴキブリ侵入経路を塞ぐ決定版:網戸・玄関・排水口まで

田舎のゴキブリが出ると、都会より自然が多いぶん仕方ないのかな、と感じる方が多いです。ですが実際は、田舎暮ららしでも一軒家や古民家の環境しだいで、発生頻度は大きく変わります。

特に多い相談が、田舎のゴキブリは大きいのか、どこから入ってくるのか、侵入経路は玄関や網戸なのか、排水口や換気扇から上がるのか、という点です。見つけたときの駆除だけでなく、対策と予防をセットで組み直すのが近道になります。

この記事では、ベイト剤やブラックキャップの置き方、くん煙剤の使いどころ、粘着トラップでの確認方法、生ゴミやダンボール管理まで、田舎の住まい向けにまとめます。

この記事を読むことで理解できる内容は以下のとおりです。

  • 田舎でゴキブリが出る原因の整理
  • 侵入経路の見つけ方と塞ぎ方
  • 駆除アイテムの使い分けの基準
  • 再発を減らす生活と屋外管理のコツ
目次

田舎のゴキブリが出る理由

結論から言うと、田舎でゴキブリを「よく見る家」と「ほとんど出ない家」の差は、自然の多さよりも、住まいの隙間・水回り・餌の管理に寄るところが大きいです。田舎の一軒家や古民家は通気性のために隙間が生まれやすく、そこが侵入の入口になりがちです。ここでは、まず原因の正体を分解していきます。

田舎のゴキブリは大きい?

田舎で遭遇して「うわ、大きい……」となりやすいのは、屋外に強い大型タイプが入り込むケースが多いからです。都市部の飲食店や集合住宅でよく話題に上がる小型タイプとは、見た目のインパクトが段違いになります。

ここで大事なのは、恐怖の正体を「サイズ」と「出やすさ」に分けて考えることです。サイズが大きい個体は心理的ダメージが大きく、たとえ年に数回でも記憶に残りやすいので、「田舎はゴキブリが多い」と感じやすくなります。

大型が侵入しやすい田舎特有の外環境

大型タイプは、屋外の落ち葉や朽ち木、薪の隙間、植木鉢の裏、石の下など、暗くて湿った場所を好みます。田舎の敷地は、庭・畑・林縁・物置など、こうした条件がそろうポイントが多いので、屋外に「潜伏場所」が作られやすいのが特徴です。

夜行性なので、日中は姿が見えず、夜にキッチンや洗面所へ出てくる流れが典型です。つまり「家の中で繁殖している」と決めつける前に、屋外の住処からの侵入も疑うのが正解です。

見た目の恐怖を減らす、遭遇時の動線設計

田舎のゴキブリは大きいぶん、飛ぶ・走るの動きも派手に見えます。ここでおすすめしたいのが、「遭遇してから考える」のではなく、事前に動線を作っておくことです。

スプレーを取りに行って戻ったら見失った、が一番つらいパターンなので、玄関近くとキッチンの二か所に対処用品を置く、足元灯を設置して夜間の視認性を上げる、床に物を置かないエリアを作る、といった準備が効きます。とくに田舎の家は廊下や土間が広いことが多いので、追い込みやすい一方で、荷物が多いと見失いやすいです。

田舎のゴキブリが大きい=家の中が汚い、ではありません。屋外の潜伏場所が豊富なだけで、侵入さえ止めれば遭遇頻度はきちんと下がります。

田舎のゴキブリは大きいと感じやすい一方で、発生源は屋外のことも少なくありません。大きさの恐怖と、発生量の多さは別問題として切り分けると、対策がブレません。

なお、ゴキブリは種類や成長段階で通れる隙間が変わります。一般的には「数ミリの隙間」が侵入の起点になり得るため、後述する隙間対策はサイズに関係なく必須です。ここでの数値はあくまで目安ですが、対策の方向性は変わりません。

古民家・一軒家の隙間

古民家や木造の一軒家は、気密性よりも風通しを重視して作られていることが多く、床下・壁・屋根裏がつながっている構造になりがちです。さらに木材は季節で伸び縮みし、経年でゆがみも出ます。

ここに、窓枠まわりや配管まわりの微細な隙間が生まれます。田舎でゴキブリが出る家の共通点は、「見える隙間」より「見えにくい隙間」が放置されていることが多い、という点です。

まず疑うべき隙間トップ5

現場で優先度が高いのは、次の5つです。ここを潰すだけでも侵入の当たりがガクッと減ります。

  • キッチンや洗面台の配管が床や壁を貫通している周囲
  • ブレーカーや配線が壁裏に入る穴の周囲
  • エアコンの配管穴とパテの劣化部分
  • サッシ周りのゆがみ、モヘアの摩耗、戸車のズレ
  • 床下換気口や基礎のひび割れ、網の破れ

隙間を「見つける」ための簡易検査

隙間は目視だけだと見落としがちなので、私は「光」と「風」と「粉」を使う検査をおすすめしています。夜に室内の照明を消して外から懐中電灯で照らすと、サッシや配管まわりの穴が光で浮きます。逆に、室内側から強めのライトで照らして外に漏れる光を探すのも有効です。

換気扇を回した状態で、ティッシュを近づけて吸い込みや風の流れが不自然な場所を探すのも手です。古民家は壁裏の空間が大きいことがあるので、空気の通り道がそのまま虫の通り道になります。

埋める材料の選び方と、やってはいけない例

隙間埋めは、材料選びで失敗すると逆に手間が増えます。配管まわりには不乾性の配管パテが扱いやすく、後から点検もしやすいです。屋外のひび割れには、屋外対応のコーキング材や補修材が向きます。

逆に、新聞紙や布を詰めるだけの応急処置は、湿気で劣化して隙間が復活しやすく、カビやニオイの原因にもなり得ます。一度で完璧を目指すより、点検しながら更新できる材料を選ぶのが長期的にラクです。

要点

古民家・一軒家の隙間は、侵入そのものだけでなく、屋内の暖気やニオイが漏れることで虫を呼びやすくなります。隙間を塞ぐ=入口を閉める+誘引を弱めるの二重効果です。

注意

床下や屋根裏の作業は転落やケガのリスクがあります。無理に潜らず、危険を感じる場所は専門業者に相談してください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

また、隙間対策は一回で終わりではありません。テープの粘着やパテの収縮などで隙間が戻ることがあるので、季節の変わり目に軽く点検するだけでも再発が減ります。田舎の家ほど「メンテナンス前提」で考えると、気持ちがラクになります。

侵入経路は網戸と玄関

田舎の家は、夏場に風を入れるために窓や玄関を開ける時間が長くなりがちです。ここで多いのが、網戸が「閉まっているつもり」で実は半開き、あるいはフレームのゆがみで端に隙間ができているパターンです。玄関も同様で、ドア下の隙間や戸当たりの劣化が入口になります。ゴキブリは夜に動くので、日中に気づかない小さな隙間が、夜には堂々とした通路になります。

網戸は「位置」と「隙間」の二点チェック

まず前提として、引き違い窓は網戸の位置を間違えると、網戸があっても外気が直通になります。これは田舎の家でよくある落とし穴です。網戸を閉めたつもりでも、実は窓の合わせがズレていて、網ではなくガラスの隙間が開いている状態になることがあります。次に、網戸自体の隙間です。戸車が摩耗して下がる、フレームが歪む、モヘアが痩せる、で数ミリの隙間が生まれます。ここは隙間テープやモヘアの交換で改善できます。

玄関は「下」と「脇」と「郵便受け」を見る

玄関ドアは下の隙間が最重要です。特に築年数が経つと、パッキンが硬化して密閉性が落ち、風が抜けるようになります。風が抜ける=虫も抜けます。次に脇(戸当たり)で、ここが摩耗すると閉めても隙間が残ります。ドアに郵便受けが付いているタイプは、フラップが半開きになることがあるので、新聞やチラシが挟まりっぱなしになっていないかも確認してください。

まずは、夜に外灯や室内光へ虫が集まりやすい面から重点的に点検します。玄関灯の近く、勝手口、キッチン窓は優先度が高いです。

  • 網戸の端に隙間がないか、外側から光を当てて確認
  • ドア下の隙間が広い場合は隙間テープやブラシ材で補強
  • サッシのレールに砂や枯れ葉が溜まっていないか清掃
  • 網戸の破れは小さくても早めに補修

侵入対策の材料選び早見

場所よくある原因おすすめ対策交換目安
網戸の端フレームの歪み、戸車摩耗モヘア交換、隙間テープ開閉が重い/隙間が見える
サッシ下レール汚れ、建付けズレ清掃+隙間テープ砂や枯れ葉が溜まりやすい
玄関ドア下パッキン硬化ドア下ブラシ、隙間材風が入る/光が漏れる
郵便受けフラップ半開き投函物の挟み防止、内側対策チラシが溜まりやすい

ポイントは、駆除より先に入口を減らすことです。入ってこない状態に近づけるほど、家の中の対策が効きやすくなります。田舎の家は「開け放つ文化」があるので、完全に開けない生活へ変える必要はありません。開けるなら、隙間を潰してから開ける、これだけでストレスが大幅に下がります。

排水口と換気扇の対策

水回りは、田舎でも都会でもゴキブリのホットスポットです。排水口まわりは湿気が残りやすく、食べカスやぬめりがあると餌場になります。換気扇や通気口は屋外と直結しているので、フィルターなしだと出入口になりやすいです。私はこのセクションを「家の心臓部」と呼んでいて、ここが整うと、家全体の発生圧が落ちます。

排水口は「ぬめり」と「水切れ」が最優先

排水口のぬめりは、見た目以上に強い誘引になります。特に、シンクのゴミ受け周辺、排水トラップ付近、そして配管の入り口の段差は汚れが溜まりやすいです。ここは、定期的な清掃と、ゴミ受けに細かい網を付けることで改善します。

さらに厄介なのが、長期間使っていない排水の水が減ることです。排水トラップの水が減ると、下からのニオイも虫も上がりやすくなります。旅行や帰省で家を空ける前後は、キッチン・洗面・浴室・トイレの水を意識して流しておきましょう。

換気扇は「油汚れ」が虫を呼ぶ

換気扇やレンジフードは、外とつながるうえに、油の酸化臭が残りやすいので、虫を寄せる条件がそろいます。フィルターを付けることで物理的侵入を減らしつつ、油汚れの蓄積を抑えられます。フィルターは万能ではありませんが、少なくとも「入りやすいトンネル」を「通りにくい入口」へ変える効果があります。

見落としがちな配管まわりの穴

排水口そのものだけでなく、シンク下や洗面台下を開けて、配管が床や壁を貫通している周囲を見てください。ここに隙間があると、壁裏や床下から一気に室内へ抜けられます。隙間がある場合は、専用の隙間パテで埋めるのが基本です。清掃だけでは侵入は止まりません。清掃と封鎖をセットで行うのが最短ルートです。

要点

排水口は「清掃」と「物理バリア」の二段構えにすると安定します。配管の穴まわりを塞ぐ具体例は、排水管のすき間を塞ぐ方法で詳しく解説しています。

注意

洗浄剤や漂白剤は製品ごとに注意事項があります。混ぜると危険な組み合わせもあるため、必ず使用方法を守ってください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

水回りの対策は「やることが多い」と感じますが、逆に言うと、ここを押さえるだけで体感が変わります。田舎の家は屋外からの侵入もあるため、排水口対策は「家の中の居心地を悪くする」役割として、とても費用対効果が高いです。

エアコンのドレンホース対策

一軒家で意外と見落とされがちなのが、エアコンのドレンホースです。暗くて湿ったホース内部は、ゴキブリにとって移動しやすい通路になりえます。

特にホース先端が地面にべったり接していると、登りやすさが上がります。田舎は庭や土の地面が多いので、ホースの先が草や土に埋もれているケースもあります。ここは、侵入経路として疑って損がありません。

まずやるべきは先端の防虫と、ホースの固定

対策はシンプルで、先端に防虫キャップや細かい網を付け、ホースを軽く浮かせて固定します。固定は結束バンドや専用クリップで十分なことが多いです。ポイントは、先端が地面や壁面に触れないようにし、周囲に落ち葉や草が絡まないようにすることです。草が絡むと、ホースが「橋」になって虫が登りやすくなります。

配管穴のパテは「古いまま」にしない

さらに、室内機へつながる配管穴のすき間も重要です。古いパテが割れているなら、しっかり詰め直すだけで侵入率は落ちます。ここで大切なのは、パテを「見える部分だけ塗る」のではなく、穴の奥行きも意識して、空洞が残らないように埋めることです。

穴の周囲に結露跡があるなら、湿気が溜まりやすいサインなので、通気と断熱のバランスも見直すと快適性が上がります。

エアコン周りは“暖かい暗所”になりやすい

ゴキブリは暖かい場所を好む傾向があるため、室内機の裏、配管カバーの隙間、室外機まわりの物陰もチェックポイントです。室外機の下に物を置くと、雨が当たりにくく、湿度が残って隠れ家になりやすいので、できるだけ空けてください。

ドレンホース対策は単体でも効きますが、周辺の片付けとセットで実施すると効果が安定します。

要点

ドレンホースは、侵入を防ぐだけでなく、虫が「住みつく経路」を断つ意味があります。先端対策+配管穴の封鎖を同時にやるのがコツです。

エアコン周辺の掃除と改善ポイントは、エアコン周りのゴキブリ対策でも詳しくまとめています。寝室に出たケースの切り分けにも役立ちます。

田舎のゴキブリ駆除と予防

田舎のゴキブリ対策は、駆除だけで終わらせないのがコツです。おすすめの順番は、入口を塞ぐ、水と餌を減らす、最後に駆除アイテムで残党を処理する、という流れです。ここからは、ベイト剤・スプレー・くん煙剤・粘着トラップの使い分けと、再発を減らす生活面をまとめます。

ベイト剤とスプレー駆除

屋内対策の主役は、ベイト剤です。ブラックキャップのような毒餌タイプは、通り道に置いておくことで、見えない場所にいる個体にも効かせやすいのが強みです。

一方、スプレーは目の前の個体に即効性がある反面、巣や隠れた個体には届きにくいので、役割が違います。田舎の一軒家は「外から侵入する大型」と「屋内に潜む個体」の両方が混ざることがあるので、私は二刀流を基本にしています。

ベイト剤は「通り道に複数」が鉄則

ベイト剤は、1個置いて終わりではなく、通り道に複数点で置いて当たりを取りにいくのが正攻法です。おすすめは、壁際、冷蔵庫の裏、シンク下、洗面台下、食器棚の隙間、コンロ脇、勝手口付近など、暗くて暖かく、体を擦りつけて移動できる場所です。

ゴキブリは壁沿いを移動しやすいので、家具の脚の内側や巾木沿いも効きます。置くときは、掃除の邪魔にならない場所、子どもやペットが触れない場所を最優先にしてください。

スプレーは「処理」と「逃げ込み防止」に使う

スプレーは、遭遇した個体をその場で処理するためのものですが、もう一つ重要な使い方があります。それが「逃げ込み防止」です。大型は隙間へ逃げ込むスピードが速いので、逃げ道になりそうな隙間(家具の下、冷蔵庫横、洗面台下の奥)を先に意識して、追い込みやすい方向へ誘導するのがコツです。慌てて追いかけると見失いやすいので、私はまず足元を明るくし、逃げ道を塞いでから処理するようにしています。

置き方の失敗例と、改善の考え方

ベイト剤の失敗例で多いのは、通り道ではなく「人が置きやすい場所」に置いてしまうことです。例えば、部屋の中央や、風通しの良い場所、明るい棚の上は当たりが弱くなりがちです。

改善の考え方は簡単で、粘着トラップのセクションで解説するように、まず動線を可視化してから置き場所を微調整します。当たりが薄ければ、製品の良し悪しではなく、場所の問題であることが多いです。

駆除アイテムの役割早見表

方法即効性巣への効き向いている場面
スプレー高い低い突然の遭遇をその場で処理
ベイト剤低め高い見えない場所の個体に効かせる
くん煙剤高い高い家全体の一斉リセット
粘着トラップ高い低い発生状況の確認と捕獲

注意

ベイト剤や殺虫剤は、子どもやペットが触れない配置が必須です。誤飲や健康リスクを避けるため、必ず製品ラベルの注意事項を守ってください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

また、一軒家の2階で出た場合は、侵入経路が変わります。ベランダ側の窓、給気口、エアコン周辺など、上階ならではの入口を一度整理してみてください。具体例は、一軒家2階の侵入経路と封鎖が参考になります。

なお、業者に相談する場合は、見積もりの取り方や契約の注意点も重要です。害虫駆除サービスに関する相談が増えているという公的注意喚起もあるため、契約前に一度確認しておくと安心です。(出典:国民生活センター「害虫駆除トラブルに注意」)

くん煙剤で一斉駆除

すでに家の中で複数回出ていて、見えない場所にも潜んでいそうなら、くん煙剤やくん蒸剤で一斉駆除を検討します。煙や霧が家具の裏や隙間に回りやすいので、リセット力が高いのが利点です。田舎の家は部屋数が多く、収納や押し入れ、物置が豊富なことが多いので、「潜む場所が多い=一斉処理の価値が高い」という面があります。

使いどころは「入口を塞いだ後」が最強

くん煙剤を使っても、入口が開いたままだと、外から供給されてまた出ます。私はいつも、網戸・玄関・配管穴・換気口など、基本の侵入経路をある程度潰してから実施するように伝えています。

これだけで、リセット後の持ちが変わります。タイミングとしては、暖かくなって活動が増える前や、夏のピーク前に一度、という考え方が合うことが多いです。ただし季節や地域差があるので、あくまで一般的な目安として捉えてください。

当日の段取りチェックリスト

準備が重要で、火災報知器の養生、食品や食器の保護、ペットや観葉植物の退避など、手間はかかります。換気も含めて当日の段取りが必要なので、時間に余裕のある日に行うのが安全です。私は次の順番で進めます。

  • 部屋を片付けて、煙が回る隙間を作る
  • 食品・食器・調理器具を保護する
  • 火災報知器の対応を確認する
  • ペット・植物・人の退避計画を立てる
  • 使用後の換気と清掃の手順を決める

くん煙剤の後にやるべきこと

実施後は、換気が最優先です。次に、床や作業台など、触れる場所を軽く拭き、ゴミや死骸があれば回収します。ここで大事なのは、「見えない場所に潜んでいた個体が出てくる」ことがある点です。

実施直後の数日は、粘着トラップで様子を見ると、効果が確認しやすくなります。さらに、ベイト剤を追加で置くと、取りこぼしに当たりが付きます。

注意

くん煙剤は、住環境や体質によって刺激になる場合があります。持病がある方や小さな子どもがいるご家庭は、無理に実施せず、使用前に注意事項を確認してください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

私のおすすめは、入口封鎖と清掃を済ませたうえでの実施です。先に隙間が開いたままだと、リセットしても外から再侵入して振り出しに戻りやすくなります。くん煙剤は強力ですが、「使えば終わり」ではなく、使った後の環境設計で勝負が決まると覚えておいてください。

粘着トラップで発生確認

粘着トラップは、駆除というより「調査」に強い道具です。どの部屋で、どの導線で、どれくらいの頻度で来ているかが見える化できます。田舎の家は屋外からの侵入も多いので、入口を推定するのに役立ちます。私が粘着トラップを推す理由は、「やみくもに薬剤を増やさずに、必要な場所だけ対策できる」からです。

設置場所は“壁沿い”と“暗所”が基本

設置の基本は、壁際、冷蔵庫や食器棚の裏、洗面台の横、玄関の脇などです。捕獲が多い場所は、近くに侵入経路か潜伏場所がある可能性が高いので、隙間や配管穴を重点的に見直します。田舎の家では、勝手口や土間、物置からの導線があることも多いので、「生活動線の外側」にも1~2枚置いてください。

見える化で「やるべき優先順位」が決まる

例えば、キッチン周りだけ捕獲が多いなら、排水口・配管穴・冷蔵庫裏の清掃と封鎖が最優先です。玄関側が多いなら、ドア下と郵便受け、網戸のチェックが優先になります。

浴室付近が多いなら、排水トラップの水切れや換気、ドレンホースも疑います。こうして、やることを絞り込めると、田舎の広い家でも対策が継続しやすくなります。

ベイト剤と併用するときの注意点

注意点として、ベイト剤のすぐ近くに粘着トラップを置くと、誘引が競合して動線が乱れることがあります。両方を使うなら、部屋ごとに役割を分けるか、配置を少し離すと安定します。

私は「調査のトラップ」と「駆除のベイト」を分け、数日ごとに捕獲状況を確認して、当たりが薄い場所は移動させます。この“微調整”が、田舎のゴキブリ対策を成功させるコツです。

補足

粘着トラップは、捕獲ゼロでも価値があります。捕獲がない場所は、対策の優先度が低い可能性が高いからです。やらない場所を決めるのも、長期戦では大事です。

粘着トラップの結果は「家の地図」になります。田舎の家は広いぶん、全部を完璧にするより、データを使って効率よく潰すほうが、時間もコストも抑えられます。

生ゴミとダンボール管理

予防の核心は、餌と水と隠れ場所を減らすことです。田舎の一軒家は、屋外に薪や資材、植木鉢、古いタイヤなどが溜まりやすく、これが隠れ場所になりがちです。

屋内も同様で、生ゴミ・食べこぼし・ぬめり・段ボールの放置が重なると、ゴキブリが定着しやすくなります。私は「薬剤を増やす前に、供給源を断つ」を何度も伝えています。供給源がある限り、どれだけ駆除しても“補充”されるからです。

生ゴミは「密閉」と「回転率」がすべて

生ゴミは、量が少なくても匂いで誘引になります。だからこそ、密閉性の高いフタ付き容器に入れて、できるだけ短期間で外へ出すことが重要です。

特に夏場は、数時間で匂いが強くなることもあるので、夜に出やすいゴキブリにとって“夜ごはん”になります。田舎は屋外のゴミ置き場が家から近い場合も多いので、生活リズムに合わせて回転率を上げると効果が出やすいです。

段ボールは「置いた時点でリスク」になりやすい

段ボールは保温性・保湿性があり、断面に隙間が多いので、虫の潜伏に向きます。通販が増えた今、田舎でも段ボールが溜まりがちですが、私は「家の中に保管しない」を基本にしています。

保管が必要なら、フタ付きのコンテナへ移し、段ボールは早めに処分してください。とくに、玄関土間や物置に積み上げると、屋外から侵入した個体の隠れ家になりやすいです。

屋外の薪・資材・植木鉢が“コロニー”を作る

田舎の強敵は屋外です。薪を壁にぴったり付けて積むと、内部が暗くて湿り、隙間が多いので潜伏場所になります。植木鉢の裏、古いタイヤ、使っていない農具、廃材なども同様です。

対策は、壁から距離を取り、地面から浮かせ、風通しと日照を確保することです。雑草が外壁に触れていると、虫が登る“橋”になるので、外壁周りはこまめに刈るのが効きます。

習慣化しやすい“最低限ルール”

  • 夜はシンクに食器を溜めず、排水口のゴミ受けを空にする
  • 段ボールは一週間以内に家から出す
  • 玄関・土間・物置の床に荷物を直置きしない
  • 外壁周りの雑草は外壁に触れない高さをキープする

数値や効果の出方は家の条件で変わるため、ここで挙げた内容はあくまで一般的な目安です。それでも、生活のクセを少し直すだけで「出る頻度」は目に見えて変わることが多いです。田舎の家ほど、外環境の管理が効きます。駆除が効かないと感じたら、薬剤の追加ではなく、まず供給源を疑ってください。

田舎のゴキブリ対策まとめ

田舎のゴキブリ対策は、出た個体を倒すだけでは終わりません。古民家や一軒家は隙間が生まれやすいので、まず侵入経路を塞ぎ、次に排水口や換気扇など水回りの環境を整え、最後にベイト剤・スプレー・くん煙剤・粘着トラップを状況に合わせて使い分けるのが王道です。

ここまで読んで「やることが多い」と感じた方ほど、順番を守ることを意識してください。順番がズレると、努力が報われにくくなります。

最短で効かせる“実行順”の再確認

私が現場でおすすめする流れは、次の通りです。これをやるだけで、対策が一本筋になります。

  • 入口を減らす(網戸・玄関・配管穴・換気口・ドレンホース)
  • 餌と水を減らす(生ゴミ・ぬめり・段ボール・屋外の薪や資材)
  • 駆除を入れる(ベイト剤中心、遭遇時はスプレー、必要ならくん煙剤)
  • モニタリングする(粘着トラップで動線を確認して微調整)

田舎のゴキブリは大きく見えても、対策の原理はシンプルです。入口を減らし、餌と水を断ち、残りを駆除する。この順番を守ると、再発は確実に落ちます。

逆に言うと、どれか一つだけを頑張っても、他が穴だらけだと戻ります。田舎の家ほど「穴が多い」ので、塞ぐ価値が大きいのです。

最後に大事な注意

薬剤の使用や施工の可否は、住環境・体質・ペットの有無などで判断が変わります。必ず製品の注意事項を確認し、正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断に迷う場合や、床下・屋根裏など危険な場所の作業は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

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この記事を書いた人

名前(愛称): クジョー博士
本名(設定): 九条 まどか(くじょう まどか)

年齢: 永遠の39歳(※本人談)
職業: 害虫・害獣・害鳥対策の専門家/駆除研究所所長
肩書き:「退治の伝道師」

出身地:日本のどこかの山あい(虫と共に育つ)

経歴:昆虫学・動物生態学を学び、野外調査に20年以上従事
世界中の害虫・害獣の被害と対策法を研究
現在は「虫退治、はじめました。」の管理人として情報発信中

性格:知識豊富で冷静沈着
でもちょっと天然ボケな一面もあり、読者のコメントにめっちゃ喜ぶ
虫にも情がわくタイプだけど、必要な時はビシッと退治

口ぐせ:「彼らにも彼らの事情があるけど、こっちの生活も大事よね」
「退治は愛、でも徹底」

趣味:虫めがね集め

風呂上がりの虫チェック(職業病)

愛用グッズ:特注のマルチ退治ベルト(スプレー、忌避剤、ペンライト内蔵)

ペットのヤモリ「ヤモ太」

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