家と庭で迷わないゲジゲジと毛虫の違い|侵入経路と防除対策

家の壁をサッと走るゲジゲジ、庭木にびっしり付く毛虫。見た目がインパクト強めなので、最初はどっちも同じ危ない虫に見えがちです。

でも実際は、ゲジゲジと毛虫の違いはかなりハッキリしています。見分け方を押さえるだけで、毒の心配が必要なのか、刺されたらどうするのか、駆除すべきか放置でいいのかの判断が一気に楽になります。

この記事では、ヤスデやムカデとの違いも含めて、種類と画像の見え方、ゲジゲジはどこから入ってくるのか、毛虫の発生時期はいつなのか、凍殺スプレーやオルトランでの対策まで、現場目線で整理します。

この記事を読むことで理解できる内容は以下のとおりです。

  • ゲジゲジと毛虫の違いを見分けるポイント
  • 毒の有無と刺されたらの応急処置
  • ゲジゲジはどこから侵入するかと予防策
  • 毛虫の発生時期とオルトラン等の駆除手順
目次

ゲジゲジと毛虫の違いを見分ける

ここでは「結局どっち?」を最短で判定できるように、体のつくり・動き・いる場所・危険度の順で整理します。ヤスデやムカデに見えるケースも多いので、混同しやすいポイントも一緒に潰していきましょう。

ゲジゲジと毛虫の違い見分け方

結論から言うと、見分け方は出る場所動きでほぼ決まります。

ゲジゲジは屋内に出やすく、壁や床を高速で走るタイプ。毛虫は屋外の植物にいて、基本はゆっくり這うタイプです。

ここまでは多くの方がイメージできるはずですが、実際の現場では「庭で見たから毛虫」「家で見たからゲジゲジ」と単純に割り切れないケースもあります。

たとえば、剪定した枝を室内に一時置きしていたら毛虫が移動してきた、逆に屋外の石の下や鉢底にゲジゲジが潜んでいた、というのもよくあります。

そこで私がいつもやる判定は、“どこに定着している虫か”を見ることです。

毛虫は植物を食べ続ける必要があるので、葉・枝・幹に「居座る」傾向が強いです。

一方でゲジゲジは獲物を探して歩き回る捕食者なので、同じ場所にじっと留まるより、移動の途中で目撃されやすいです。

だから「見かけた瞬間にスッと消える」「数秒で視界から消える」ならゲジゲジ寄り、「葉裏にまとまっている」「巣網っぽいものがある」なら毛虫寄り、と判断が早いです。

迷ったらまずココ

見た目より行動で判定すると誤判定が減ります。特にお子さんやペットがいる家では、危険度の見積もりが最優先です。

チェック項目ゲジゲジ毛虫
よくいる場所家の中(風呂場・床下・壁)屋外(葉・枝・幹)
動きとにかく速いゆっくり這う
食べ物ゴキブリ等の虫植物の葉
人体リスク低い(咬むことは稀)種類で高い(皮膚炎・激痛)

さらに決定打になるのが体の役割です。ゲジゲジはムカデの仲間で、成体も幼体も「捕食者」として生きています。

一方の毛虫はチョウやガの幼虫で、成虫になるまで葉を食べて成長する「摂食マシン」。だから、毛虫は葉や枝から離れにくいんですね。ここが理解できると、対策の考え方も変わります。

捕食者のゲジゲジは「住みにくくする」ことで出にくくできる。毛虫は「餌(植物)と発生サイクルがセット」なので、発生前の予防や早期駆除が効く。この差が、後半の駆除パートでそのまま効いてきます。

相談が多いのは「黒っぽくて細長いのが大量にいた」パターンです。これは毛虫ではなく、ヤスデや小型のムカデのケースもあります。次の見出しでそこを切り分けます。

ヤスデ・ムカデとの違い

「脚が多い=ゲジゲジ」と決めつけるのは危険です。

ヤスデ・ムカデ・ゲジゲジは全部“多足系”に見えますが、性質が違います。

ムカデは種類によっては咬傷が痛く、腫れが強く出ることがあります。

一方、ヤスデは咬むよりも、刺激臭や大量発生による不快感が問題になりがちです。

ここで誤判定が起きると、やるべき対策が真逆になります。

ゲジゲジをムカデと思って過剰に怖がるのも損ですが、逆にムカデを「ゲジっぽいから大丈夫」と油断するのも危険です。

見分けのコツは脚の生え方と“質感”

見分けのコツは脚の生え方と動きです。

ゲジゲジは脚が長く、体から外へ広がるように見えて、走る速度が異常に速いです。

ムカデは脚は多いですがゲジゲジほど“ワサッ”と広がらず、体つきがしっかりしていて前進が力強いです。

ヤスデは丸まったり、もたつく動きになりやすいです。

加えて私がよく見るのが、体の“硬さ”です。

ムカデは体の節がはっきりしていて、触らなくても「硬そう」に見えることが多いです。

ヤスデはつるっと見える個体が多く、動きがゆっくりで「列」を作るように集まることもあります。

不安なら“近寄らない”が正解です。特にムカデ疑いは無理に捕まえないでください。

  • 高速で壁を走る:ゲジゲジ寄り
  • 太くて力強い動き:ムカデ寄り
  • もたつき、集団で出やすい:ヤスデ寄り

補足:見た目で判断が難しいときは、無理に素手で確認しないでください。スマホで距離を取って撮影してから判定するのが安全です。撮るときは、虫をアップで追いかけず、まず全体(場所・周囲の環境)も一緒に写すと、侵入経路や発生原因の推測がしやすくなります。

なお、「見分けたあとにどうするか」も大事です。

ムカデ・ヤスデ・ゲジゲジは、出現理由が少しずつ違います。

ムカデは湿気と餌、ヤスデは落ち葉や腐植・高湿度、ゲジゲジは屋内の小虫の存在と隠れ場所。だから、判定と同時に「周辺の環境」を見るクセを付けると、再発が減ります。

ゲジゲジの毒と刺され

ゲジゲジは毒を持つ構造はありますが、人体への影響は一般に大きくありません。

そもそもゲジゲジは攻撃的というより、見つかったら逃げるタイプです。

刺され(正確には咬まれ)るケースは掴んだり、追い詰めたりしたときに起こりやすいので、苦手でも追い込み漁は避けましょう。

特に、ティッシュでつまむ・素手で払う・子どもが興味で触る、こういう場面が咬傷のきっかけになりがちです。

もし咬まれた場合の基本対応

もし咬まれた場合は、まず流水と石けんで洗って、痛みや赤みが気になるなら冷やします。

体質や状況で腫れ方は変わるので、強い痛みが続く、広範囲に腫れる、息苦しさなどがある場合は医療機関へ。これはゲジゲジに限らず、虫刺され全般の安全策です。

応急処置でやりがちな失敗が、アルコールを強く擦り込むこと。刺激で皮膚が荒れると、かえって痛みが長引くことがあるので、まずは“洗う・冷やす”を優先してください。

ゲジゲジに触れないためのコツ

  • 見つけたら追いかけず、逃げ道を塞ぐように対応する
  • 素手で払わず、紙コップ・厚紙などで隔離する
  • 掃除機で吸う場合は、後処理(紙パックの密閉など)までセットで

注意:症状の出方には個人差があります。特に持病がある方や小さなお子さんは、自己判断で無理をせず、早めに専門家へ相談してください。腫れが強い・痛みが増す・全身症状があるときは、遠慮なく医療機関で相談しましょう。

また「毒が弱いなら放置でいい?」という質問もよく受けます。

私は、精神的ストレスが強いなら無理に我慢しない派です。

ただし、ゲジゲジだけを叩き続けても根本解決にならないことが多いです。

ゲジゲジが室内に出る背景には、餌になる小虫(特にゴキブリ等)がいる、湿気が強い、隙間がある、といった環境要因が絡みます。

後半の対策パートで“出にくい家”の作り方を具体化します。

毛虫の毒と刺されたら

毛虫は「種類によって危険度が激変」します。

特に毒針毛タイプ(例:チャドクガ系)は、刺された瞬間よりもあとから強烈なかゆみが出て長引くことがあります。

さらに厄介なのが、毛が落ちて飛んだり、抜け殻や成虫・卵塊にも付着したりして、虫本体が見えなくても被害が起きる点です。

つまり、毛虫は“そこにいる”だけがリスクではなく、“そこにいた”痕跡でも刺される可能性がある。この性質が、他の虫刺されと違う怖さです。

刺されたらの基本は「こすらない」

刺されたらの基本はこすらないこと。こすると毛が皮膚に入り込みやすくなります。

まず粘着テープでそっと押さえて毒針毛を取り、次に流水でしっかり洗い流します。

かゆみが強ければ冷やすのも有効です。市販薬で対応する場合も、症状が強い・広い・目に入った等は早めに皮膚科や眼科へ行ってください。

私は現場で「つい掻いてしまった」相談もよく受けますが、掻けば掻くほど炎症が広がって泥沼化しやすいので、冷やして“掻けない状態”を作るのが実務的に効きます。

刺されたらの優先順位

  • こすらない(掻かない)
  • 粘着テープでそっと除去
  • 流水で十分に洗う
  • つらければ冷やす・医療機関へ

応急処置や薬の選択は体質で変わります。最終判断は医師・薬剤師など専門家に相談してください。

二次被害に注意:洗濯物、タオル、軍手、帽子などに毒針毛が付着していると、後から刺されることがあります。作業した衣類は分けて洗う、触れた可能性があるものは払ってから扱うなど、生活導線での対策も大切です。

毒針毛タイプの毛虫について、自治体も注意喚起を出しています。

発生ピークや基本的な注意点は地域差がありますが、一般家庭の予防行動(剪定や袋詰め、幼虫期の薬剤など)の考え方は共通です。

参考として、(出典:横須賀市「ドクガの発生について」)の情報も確認しておくと安心材料になります。

毛虫の種類と画像

毛虫というのは分類名ではなく、チョウ目の幼虫のうち、毛や棘が目立つものの呼び名です。

だから「毛虫の種類」は想像以上に幅広いです。代表格としては、毒針毛で皮膚炎を起こしやすいチャドクガ、触ると電気が走るように痛いイラガ、無毒でも大量発生で不快なアメリカシロヒトリなどが挙げられます。

ただし、同じ仲間でも齢(成長段階)で色や毛量が変わることがあり、「画像で見たのと違う」と感じるのも自然です。ここでは、画像を見るときの“目の付けどころ”を整理します。

画像での判定は「毛の質」と「集まり方」

画像で見分けるときは、色や模様よりも体表の毛の“質”と群れ方を見てください。

細い毛が密なもの、棘が突き出たもの、巣網の中で集団生活するものなど、特徴が出ます。

たとえば、巣網が白くクモの巣状に広がっていて、その中に小さめの幼虫がまとまっているなら、集団性の強いタイプの可能性が上がります。

一方、単独で葉裏にポツンといるが、トゲトゲした突起が目立つなら、触れると痛みが出るタイプを疑います。

画像で迷ったときの安全側ルール

  • 種類が断定できないなら「毒あり前提」で距離を取る
  • 素手で確認しない(軍手でも刺さることがあります)
  • 枝葉ごと触るのも避け、まず周囲の状況を観察する

「無毒っぽい」でも触らない理由

ただし、写真だけで断定できないケースもあります。

触って確認はせず、疑わしいなら「毒あり前提」で距離を取るのが安全です。

特に、毛虫の中には毒針毛ではなくても剛毛で皮膚が刺激されるタイプがいて、肌が弱い方は赤みやかゆみが出ることがあります。

つまり、毒の有無に関係なく“触らないのが正解”になりやすいです。

これは虫嫌いのためだけの注意ではなく、実際に皮膚トラブルが起きる人がいるからです。

豆知識:無毒に見える毛虫でも、体毛でかぶれる人はいます。見た目で「大丈夫そう」は危険な思い込みになりやすいので注意してください。見分けに自信がないときは、駆除の段取り(防護・道具・処分)を先に整えてから動くと安全です。

ゲジゲジと毛虫の違い別の対策

見分けがついたら次は対処です。ゲジゲジは「侵入させない・餌を減らす」が効きます。毛虫は「発生させない・早期に叩く」が基本。ここでは、家庭でやれる現実的な手順に落とし込みます。

ゲジゲジはどこから侵入

ゲジゲジは体が扁平で、わずかな隙間を使って入ってきます。

よくある侵入経路は、配管まわり、玄関ドア下のすき間、換気口や通気スリット、網戸やサッシのズレなど。特に水まわりは湿気が溜まりやすく、出現率が上がりやすいです。

ここで大事なのは、「侵入経路は一つじゃない」こと。見つけた場所と侵入口が一致しないことも多いので、点で探さず線(導線)で考えると成功率が上がります。

通気を殺さずに虫だけ止める

対策の肝は、通気を殺さずに虫だけ止めること。むやみに塞ぎ過ぎると結露やカビの原因になりかねません。

家の構造に不安がある場合は、建築会社の点検窓口や防虫の専門業者に相談するのが安全です。

より詳しい侵入ルートの潰し方は、当サイトのゲジゲジの侵入経路を防ぐ具体策でも深掘りしています。

チェックしやすい侵入ポイント

  • 浴室や洗面所の配管まわり
  • 玄関ドア下のすき間
  • 換気口・通気口の破れや欠け
  • エアコン室外機周辺の湿気だまり

侵入“される家”の共通点

侵入を許す家には共通点があります。

ひとつは、屋外に隠れ家が多いこと。落ち葉、鉢の下、ブロックの隙間、木材や段ボールの放置など、湿気が溜まりやすい物があると潜みやすくなります。

もうひとつは、室内に餌があること。ゲジゲジは捕食者なので、ゴキブリや小さな虫が出やすい環境ほど「狩り場」として魅力が上がります。

つまり、ゲジゲジだけを排除しても、餌が豊富ならまた別の個体が入ってくる可能性がある。だから私は、侵入経路の封鎖と同時に、清掃・湿度管理・害虫(特にゴキブリ)対策をセットで提案します。

注意:パテやテープで塞ぐときは、配管の熱・水分・点検口の有無なども確認してください。見よう見まねで完全密閉すると、別のトラブル(結露・臭気・点検不能)につながることがあります。

ゲジゲジ駆除は凍殺スプレー

室内で遭遇したときに、手で叩いて仕留めようとすると高確率で逃げられます。

ゲジゲジは速い。そこで現実的なのが凍殺スプレーです。

殺虫成分を使わないタイプなら、キッチンまわりや小さなお子さん・ペットがいる家庭でも比較的扱いやすいのがメリットです(もちろん製品ラベルの注意は必ず守ってください)。

私の経験上、ゲジゲジは「狙いが定まる前に消える」ので、瞬間的に動きを止められる手段が相性抜群です。

失敗しにくい使い方の段取り

やり方はシンプルで、距離を保って動きを止めるイメージ。止まったら回収して処分します。

追い詰めるより、逃げ道を切るように噴射すると成功率が上がります。

具体的には、虫の真正面を狙うより、壁面や床面に“帯”を作るように噴射して、進行方向を潰す。

こうすると、狙いが多少ズレても止まりやすいです。

回収は、紙コップ+厚紙、あるいはキッチンペーパーで包んで密閉袋へ、のように「触れずに完結」させてください。

凍殺スプレーでの駆除手順(目安)

  1. 逃げ道(隙間・家具の下)を先に意識する
  2. 虫の進行方向に“帯”を作るように噴射
  3. 動きが止まったら、道具で回収して密閉
  4. 最後に侵入ルートと餌(小虫)対策を見直す

なお、蚊取り線香や忌避剤を使った対策の向き不向きもあります。

気になる方は蚊取り線香はゲジゲジに効くのかも参考になります。

ただし、家庭内の薬剤は「気分で増やす」と事故リスクが上がります。

複数の製品を同時に使う前に、使用上の注意と換気条件を必ず確認してください。

注意:スプレー類は火気厳禁です。換気・使用場所・保管方法など、必ず製品の公式表示を確認し、自己判断での使い方の改変は避けてください。

毛虫駆除はオルトラン

毛虫対策は「発生してから叩く」より「発生しにくくする」方がラクです。

そこで使いやすいのが、浸透移行性の殺虫剤(代表例:オルトラン系)です。

粒剤を株元に施すと、成分が根から吸収されて植物体に行き渡り、葉を食べた毛虫に効きます。

葉裏や高い枝で見えにくい個体にも届きやすいのが強みです。

私が園芸トラブルでよく見るのは、「見える毛虫だけをスプレーで追いかけて終わり」にしてしまい、見えない場所で食害が進行して翌週また出るパターン。浸透移行性は、その“追いかけっこ”を減らせるのが魅力です。

使う前に必ず確認するポイント

ただし、農薬は対象作物・使用量・使用時期・収穫前日数などのルールが細かい。ここは「だいたい」でやると事故につながります。

正確な情報はメーカーの公式サイトとラベル表示を最優先で確認してください。

家庭菜園ならなおさらで、食べる作物は「収穫までの日数」「使用回数」「適用害虫」がセットです。

分からない場合は、購入店やメーカー窓口、農業関連の相談窓口に確認するのが安全です。

オルトラン系が向きやすい場面(目安)

  • 葉裏に隠れやすい毛虫が出やすい庭木・生垣
  • スプレーが届きにくい位置に発生しやすい樹木
  • 毎年同じ時期に発生する“常連”の毛虫対策

発生している場合は「物理+薬剤」の合わせ技

すでに毛虫が大量についている場合は、粒剤だけで追いつかないこともあります。

その場合は、対象害虫に適合したスプレー剤、あるいは枝ごと切除などの物理対策と組み合わせると現実的です。

ポイントは、作業の順番を間違えないこと。毒針毛タイプが疑われるなら、先に防護(長袖・手袋・ゴーグル等)を整え、周囲の洗濯物を片付け、風の弱いタイミングで作業する。切除した枝葉は袋に入れて密閉し、処分方法は自治体ルールに従う。ここを丁寧にやるだけで、後日の“かゆみの地雷”を減らせます。

園芸は「安全に長く続ける」が勝ちです。薬剤は効かせる以前に、使い方を守るのが大前提です。やり過ぎは植物にも人にも負担になります。

毛虫の発生時期はいつ

毛虫の発生時期は、ざっくり言うと春〜秋に集中します。

特に相談が多いのは、初夏と晩夏。たとえばチャドクガは年2回出やすいと言われ、春〜初夏と夏〜初秋に幼虫が目立つことがあります。

気候でズレたり、地域で前後したりもするので、毎年同じとは限りません。

さらに、同じ庭でも日当たり・風通し・樹種・剪定状況で発生の“濃淡”が出ます。

「隣の家は出てないのに自分の家だけ」という相談も珍しくありません。

予防は「発生前の点検」と「環境づくり」

ここで大事なのは、発生時期に入ってから慌てるのではなく、少し前に予防を始めること。庭木や生垣は、新芽が出て葉が茂ると、毛虫にとって居心地が良くなります。

剪定で風通しを確保し、葉裏チェックを習慣にするだけでも早期発見につながります。

私は、週1回の水やりや掃除のタイミングで「葉裏を数枚だけ見る」を推奨しています。

全部を完璧に見る必要はありません。重要なのは、早めに“兆候”を掴むことです。

見逃しやすい兆候

  • 葉がレース状に透ける(葉肉を食べられている)
  • 枝先に白い巣網のようなものがある
  • 葉裏に黒い粒(フン)が落ちている
  • 同じ木だけ鳥が頻繁に来る(捕食されている可能性)

発生時期の考え方は「虫の都合」と「植物の都合」の重なりです。

葉が柔らかい時期は食べやすく、外敵が少ない環境(風通しが悪い、枝が混み合う)だと定着しやすいです。だから、薬剤だけでなく剪定・落ち葉処理・周辺の整理もセットで効いてきます。

補足:温暖化や都市部のヒートアイランドの影響で、活動が長引くと感じる年もあります。発生が「いつもより遅い・早い」は普通に起きる前提で見てください。心配なら、暦よりも“葉の状態”と“兆候”を優先して観察するのが実務的です。

ゲジゲジと毛虫の違いまとめ

最後に、ゲジゲジと毛虫の違いを一言でまとめると、速い益虫寄り植物に付く害虫です。

ゲジゲジは見た目で損をしますが、家の中の小さな虫を捕食する側面があります。

一方の毛虫は、種類によっては毒で人体被害が出たり、植物を丸坊主にしたりするので、基本は早めの対処が安心です。

ここを押さえるだけでも、次に遭遇したときの行動が変わります。

迷ったときの“安全側”判断

判断に迷ったら、まずは「屋内で高速=ゲジゲジ寄り」「植物に付いてゆっくり=毛虫寄り」を思い出してください。

そして、毛虫は刺されたらこすらず、テープ除去と洗浄。ゲジゲジは侵入経路の見直しと、必要なら凍殺スプレーで安全に処理。この流れを作っておけば、次に出てもパニックになりにくいです。

特に毛虫は、虫本体がいなくても毒針毛が残るケースがあるので、作業後の衣類や掃除も含めて“片付けまでが駆除”です。

免責とお願い:この記事の内容は一般家庭向けの目安です。薬剤の使用は必ず製品ラベルと公式情報を確認し、用法用量・適用作物・使用時期・安全上の注意を厳守してください。健康被害が疑われる場合は自己判断を避け、医療機関や専門家に相談してください。

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この記事を書いた人

名前(愛称): クジョー博士
本名(設定): 九条 まどか(くじょう まどか)

年齢: 永遠の39歳(※本人談)
職業: 害虫・害獣・害鳥対策の専門家/駆除研究所所長
肩書き:「退治の伝道師」

出身地:日本のどこかの山あい(虫と共に育つ)

経歴:昆虫学・動物生態学を学び、野外調査に20年以上従事
世界中の害虫・害獣の被害と対策法を研究
現在は「虫退治、はじめました。」の管理人として情報発信中

性格:知識豊富で冷静沈着
でもちょっと天然ボケな一面もあり、読者のコメントにめっちゃ喜ぶ
虫にも情がわくタイプだけど、必要な時はビシッと退治

口ぐせ:「彼らにも彼らの事情があるけど、こっちの生活も大事よね」
「退治は愛、でも徹底」

趣味:虫めがね集め

風呂上がりの虫チェック(職業病)

愛用グッズ:特注のマルチ退治ベルト(スプレー、忌避剤、ペンライト内蔵)

ペットのヤモリ「ヤモ太」

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